そんな感じの書き込みを見て、嘘か本当か分からぬまま
「どんな人を募集してるの?」と送信してみた
「エッチだけでなく、呑んだり遊びに行ったりしたい」
まぁ、その週末は妻と子が旅行に行って時間あったし
「とりあえず飯でもどう?」って返信してみた
約束の時間にお迎えに行くと細身、服装もそれっぽくて
「あ、この子ね?」って感じで車を降りて手を振る
「こんばんは、メガネさんですか?」
「初めまして!もし、僕で良かったら行きましょう」
明るい子で安心したゎ。とりあえず居酒屋近くの駐車場へ
もう、喋りっぱなしでした 居酒屋でビール呑んでご機嫌です
「帰りは遅れないから、タクシー代を渡すよ」
「もう、帰っちゃうんですか」
「俺、違う店に行くし」
「私も連れてってくださいよぉ~」
「そう、行く?」
「うん、行きたい!」
スポーツバーみたいな所なんだけど、外国人も多くて
にぎやかって言うよりウルサイ感じ
外国人の顔見知りが「ドウシタノ~?カノジョ?」
「友達だよ」彼女もこういうの好きみたいで
外国人が話す日本語みたいになってた(笑
注文する度に金を払うシステムで彼女のビールのペース早すぎ
終電も終える頃にはベロンベロン
「こりゃ、送るしかないかぁ~」
タクシーに乗せて走りだすと「キモチワルイ」と俺の股の間で嘔吐
「お客さん困りますよ~降りてください」
クリーニング料金は2万円也(涙
仕方なくホテルにチェックインして彼女をベッドへ
枕元にミネラルウォーター
俺はジーンズの膝元を洗ってガウン着てソファーで寝た
「え~???」って彼女の声で起こされる
(まったく、こっちだよ え~?は…)
昨夜の事を説明して彼女凹む「ごめんなさい」連呼
「いいから、顔洗って歯磨いてシャワー入ったら?」
「覗かないでよ~」
「そんな気あったら昨日のうちにやってるって!」
「そっか、ごめんなさい」
「俺、コンビニのATMで金おろしてくるから」
「どうして?」
「タクシーで吐いて、クリーニング代を請求されて残金無し」
フロントに事情を説明すると仮清算分で10時まで大丈夫と一安心
「風呂場にジーンズあるけど…」
「昨日の嘔吐で裾が汚れてさ~シャワー浴びて帰るよ!時間無いし」
帰りの車の中は終始無言だった彼女
「俺じゃなかったら財布から何から取られてたぞ~気をつけなよ」
「さ、着いたよ じゃあね…」
「あの、また逢えますか?」
「はぁ~?」
「だって優しいんだもん(泣き出す)」
「やめてよ…俺が泣かしてるみたいじゃん」
マンガみたいな本当の話です。