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出会い系やマッチングアプリの体験談・失敗談 RSS icon
※マッチングアプリやソシャゲ、SNSなどネットナンパも

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2025/05/12 09:18:13 (//xCp597)
2024年9月26日の昼間

大阪は北浜のちょっとオシャレなホテルで、
40代女性Yさんに筆責めしてきました

出逢いのきっかけは、1年前に遡ります
別サイトでルーティンのように投稿していた「筆責め」の募集投稿に対して、メールをいただいたことがはじまりでした

『近々大阪に来る予定はありませんか?』

大阪には縁もゆかりもないうえに、出張が皆無な業務
以前から高野山に行こうと計画をしていましたが、
コロナで頓挫していました

そんなこともあり、
大阪に行く予定はないこと、
高野山に行きたかったがコロナで断念したこと、
大阪に行く予定が出来たら連絡することをお伝えし、
初回のやり取りは終わりました

そして、月日が流れ、、、、、

コロナも落ち着き、
ついに念願の高野山に行けることに

旅程は、東京から空路で関空、
電車を乗り継いで高野山
高野山で2泊したのち、大阪に戻り1泊
伊丹から羽田というもの

半年前に航空券を手配し、Yさんにメールをしました

「以前筆責めの募集に対してメールをいただいていたものです
大阪に行く予定がありますので、是非お会いしましょう」

幸い、Yさんは私のことを覚えていました

とはいえ旅行は半年後、、、
すぐに予定を合わせられるはずもなく、しばらくカカオでのやり取りをすることに

このカカオでのやり取り、
というのは非常に大きな意味を持っている

メールの頻度、文章の長さ、内容、時間帯など、
お相手のことを理解するための情報そのもの
もちろん、お相手に合わせることが大切です
ましてや、半年間も引っ張るわけですから、
"温度"を保つことに非常に神経を使いました

さて、、、、
ここで話を変え、
私のプレイスタイルについてご説明しておこうと思います


みなさんは筆責めと聞いて、どんなことを想像しますか?

多くの方は、筆責めのプレイ自体を思い浮かべると思います

ベッドの上に横たわる、全裸の女性
多くの筆、刷毛、フェザー等のアイテムの数々
アイマスクやハンドカフといった拘束具

間違いではないです
実際、筆責めとは概ねそのような状況下で繰り広げられる性的行為です

ただ、私はこう言いたい
雰囲気作りこそ、最大にして最高の前戯
だと

雰囲気、つまり五感で感じるすべてのもの

例えば、
ホテル選び

大阪での1泊、についてはかなりのリサーチをしました
清潔であることはもちろん、
Yさんからのアクセスもよく、設備が整っていること

土地勘のない私
ホテル選びについては、Yさんに意見を伺いました
〇〇駅と××駅、どちらがアクセスしやすいですか?とか、
街の雰囲気はどっちがいいですか?とか

ホテルが決まれば、次は部屋の演出です
聴覚、嗅覚、視覚

雰囲気作りに音楽は欠かせません
まずは、ハード面
スマホのスピーカーよりかは、bluetoothモバイルスピーカーの方が優れています
こだわるのは、低音
低音がいいスピーカーって、空気だけじゃなくて身体そのものに直接響きます
鼓膜だけじゃなく、胸とかお腹とか、内側をじんわり揺らす感じ

次にソフト面
選曲は大事です
私がチョイスしたのは、スローテンポで、プレイを邪魔しないもの
ベースは、私が好きなEDM
これは比較的短時間で組み立てられました
音のざらつきが心地よい、lofi remix

次に考えるべきは"カオリ"と"ユラギ"
両者を空間に宿すなら、
選ぶべきはアロマキャンドル一択

色が異なる4つキャンドルグラスと、ヘリンボーンが独特のユラギを生む、メタルのキャンドルホルダーを持参

キャンドルは、ウッドベース、シトラスベース、ローズベースを用意
どれに火を灯すかは、実際にYさんと対面してから決めることに

手前味噌ですが、雰囲気は激変したと思います

Yさんを迎える準備は整いました

雰囲気の次は、いよいよプレイそのものを磨き上げます

先述した
・筆類(毛筆、平筆、小筆、水筆、刷毛、フェザー、ブラシ)
本来の使用目的外の使用となりますが、
職人さん達へのリスペクトは決して忘れません
また、今回の大阪遠征に際しては、別のアイテムを用意
(ネタバレになるので詳細は伏せます)
・媚薬3種(塗布タイプ)
・アイマスク
・拘束具2種(M字開脚用、ベッド拘束用)
・手錠2組(アメリカの警察で使用されているASP社製のもの)
余談になりますが、手錠の機内持ち込みは出来ません
に加え、
Yさんに着用いただくためのコスチュームを購入

実はカカオでのやり取りの中で、
Yさんが、かなり変態的なプレイでも受け入れてくれることを確信した私は、コスチュームの着用を打診
Yさんからの快諾を得ていました

せっかくならばと、普段Yさんが着用しない系統のセクシーな洋服をZOZOでポチり
さらに、有事のために事前に購入しておいたナース服を持参することに
ちなみにナース服はコスプレ用ではなく、本物

それなりの時間と労力とお金をかけましたが、
女性の悦びはプライス

そして、9月24日(火)
高野山への出発日当日を迎えます

旅行の目的はあくまでも高野山参り、筆責めはおまけです
煩悩にまみれた高野山での3日間、性欲モンスターは空海に怒られている気分に苛まれました

寺院を巡り、戒牒を受け、読経し、一皮剥けた私はいそいそと下山することに
次回は、おまけなしで来ることを誓いました

ケーブルカーに乗車した時点で、すでに私の煩悩は爆発寸前
これから起こる出来事への期待で、股間もおっきするというものです

大阪到着後、脇目も振らずホテルに直行
時刻は10時30分を回った頃
荷物を預けると同時に、アーリーチェックインの手続きをする有能ぶり

待ち合わせは、
26日15時19分
堺筋線北浜駅改札口
と決めてありました

心を整えつつ、雰囲気がよい喫茶店でオムライスを食べ、中之島美術館を冷やかし、大阪市役所前のミャクミャクに一瞥をくれながら時間を潰していると、ようやくチェックインが出来る時間に

やることはたくさんあるんです
文字通り部屋に駆け込むなり、荷解きを始めます

ここでしくじったら、これまでの苦労が水の泡

Yさんが部屋に入ってくるところからシミュレーションをして、
道具の配置場所を決めていきます

ベッドに筆バーン、アイマスクドーン、手錠ジャラジャラ
は正直言って興醒めです
センスのカケラもありません

隠しておくべきもの、見せておいたほうが効果的なもの

入念な準備
この時間、結構好きなんです

汗をかきながらも、準備を整えたころ
Yさんからメッセージが届きます

予定より早く到着できそう、との嬉しい報告
断る理由が見当たらない!

最終チェックを済ませ、駅に向かいます

大阪在住のYさんも初めてくるという北浜駅
事前に教えてもらった服装をキョロキョロ探す私
完全に不審者

そして、
待ちに待った対面のとき

50mで双方気がつき、軽く会釈
徐々に距離を詰め

はじめまして

あぁ、

ドーパミンを感じる瞬間

長い間カカオをやり取りしていたことが功を奏し、
2人の間の秘密の共有事項もあり、
自然と会話が始まります

会話がギクシャクするようなこともなく、
旧知の友に再会した
そんな稀有な出逢い方

駅直結のホテルに入り、部屋に向かいます
ちなみに、
ツインのシングルユース
といったリスキーな予約ではなく、
2名のツインユース
堂々とした振る舞いもできるというもの

ついに
待ちに待った2人きりの時間と空間

欲望のままにYさんを後ろから抱きしめ、
体のラインが分かるワンピースのうえから
激しく愛撫する


なんてことはしません

時間はたっぷりあるのです

世間話しをしながらも、核心に迫るべく、
カカオでやり取りしてきた際どい内容に
徐々に踏み込んでいきます

今日の目的を再認識させるような
私の言葉で、
これから繰り広げられる出来事に
意識を向かせるための
そんな戦略的誘導

Yさんの少しの変化も見逃すまいと、
観察しながらの会話

敢えて気づかせるかのような、
Yさんの身体へのねっとりとした視線

否が応でも、お互いの興奮は高まります

この時点では、まだ肉体的な接触はありません
そう、まずは心から

ふとした会話の途切れ目に
交差する視線
まるで、示し合わせた合図かのように
ゆっくりとした動作でYさんに近づき、
私の右手の親指で、
Yさんの肉厚な唇を、際に沿って這わせます

覚悟はできていますか?
という意思確認の接触に

目を瞑り、その快楽に身を委ねるYさん

そのまま、
そっと、優しく
Yさんを抱きしめる私

私の、パンツの中でいきり勃った、
布越しからでもわかる大きくて熱い肉棒を
Yさんに軽く押しつけます

Yさんの、しっとりと汗ばんだ首筋に顔を埋め、
芳香を楽しみます
汗と制汗剤と、ボディーソープが混じり合った
女の匂い
恥ずかしさから、さらに身体を熱くさせるYさん

シャワーを浴びる前の軽いタッチング
非常に効果的です

シャワーを浴びる事によって、せっかく高揚した気分がリセットされてしまうという懸念もありますが、寧ろ時間を取る事によって、
これまでのことを反芻させる効果や、もっと気持ちよくなりたい、という期待を持たせる意味でも是非お試しいただきたい

Yさんのシャワー中に、私もいそいそと準備を開始します

Yさんがシャワーを浴びる→私がシャワーを浴びる
私がシャワーを浴びている間の、Yさんの処遇について

場合によっては、本当にクールダウンしてしまう
それは避けなければならないと思っていました

そこで登場するのが、
コスチューム
アイマスク
手錠
なんです

Yさんのシャワー中に、アイマスクとコスチュームを脱衣所に設置
ちなみに、Yさんがコスチュームを見るのは、この時点が初見となひます

コスチュームを着て、アイマスクをした段階で、私を呼んでもらいます

脱衣所から、私の誘導で部屋に招き入れられて、
ベッドに腰掛けてもらいます
そして手錠

本物の手錠の重さと、遮断された視界、もう逃げられないんだ
という恐怖と絶望、そして快楽に対する期待
そんな複雑な状況に置かれることによって、想像力がフルに働く

実は、ホテルにチェックインするなりシャワーを浴びていた私
2度目は短時間で済ませます

ホテルのガウンを羽織り、部屋に戻ると、
Yさんが先程と同じ格好でベッドの端に座っていました
なかなかいい景色です

ベッドの側に行き、Yさんに声をかけます

お待たせしました

そして、Yさんをベッドから下ろし窓際に誘導しました
なぜ窓際かって?
平日の昼過ぎ
オフィス街のシティホテル
外から見られちゃいますよ?
って言うためです

セクシーなコスチュームに目隠し、手錠を付けた状態で窓際に立たせ、冷たい窓に両手を突かせます

さて、
筆責めのスタートです

――
今回の日記は、出会いから停滞、再熱、そして急展開を経て対面に至るまで
Yさんとのやり取りや、準備にかけた時間を丁寧に綴りました
そのすべてが、この瞬間のためだったと言っても過言ではありません

貴女の想像力のスイッチも、きっと入ったことと願います
ここから先の物語は、貴女の中で自由に紡いでください

ただし、強いて、あえて、補足するのであれば――
準備期間は、2人の関係を燃え上がらせるには充分なものでした

やり取りのすべてが前戯となり、堆積し、発酵し、芳醇に

私とYさんの時間は――
それは素晴らしいものでした

とだけ、お伝えするに留めます
6
2025/05/12 09:12:36 (//xCp597)
2024年5月19日、日曜日

初夏の光が横浜のビル街を眩しく照らす午前10時
相鉄口の交番前で、私は彼女を待っていた

LINEには、数十分前に送られてきた一枚の写真
おそらく、どこかの駅の構内
「これで向かうね」の文字とともに、鏡越しに自撮りされた彼女の姿

グレイッシュなブラウスと、ふわりと風を孕む白いロングスカート
顔こそ写されていなかったが、否が応でも高まる期待

──あの写真を見た瞬間から、私の中のスイッチは静かに入っていた

こちらから、目印になる服装を教えてほしい──とは、一言も伝えていない
にもかかわらず、彼女は迷うことなく、自ら一枚の写真を送ってきた

言葉ではなく、視覚で示す
今日の自分の装いを、感情を込めず、ただ「これで向かうね」とだけ添えて

その選び方、その見せ方に、私は静かに感情を揺さぶられた

彼女は、自分がどう見られているかを、よく知っているのだろう
それは、自信とか、慣れとか、そういう単語で片づけてしまうには惜しい、もっと洗練された“計算”だった

けれど、それがいやらしい印象にはならないのが不思議だった
押しつけがましさも、媚びた感じもない
ただ、「私はこういう私です」と、鏡を差し出すように提示されたもの

自然体に見えて、実は意図的
あの一枚には、無言の主導権があった

服の色味、スカートの軽やかさ、そして顔を見せないことで想像を残す巧妙さ
すべてが、「あなたはこの先、私をどう扱うの?」と問いかけてくるようだった

試されているのかもしれない
いや、誘われているのか
あるいは、もうすでに飲み込まれてしまっているのか

ただの写真──そのはずなのに、私は画面を見つめながら、無意識に息を整えていた
まだ会ってもいないのに、彼女のペースに巻き取られている感覚
心の奥に、静かに、しかし確かに火がついた瞬間だった

彼女が現れた
軽やかな足取り
人混みの中でも埋もれない、スラリとした立ち姿
髪は艶のあるセミロング、165センチほどの長身に、涼しげな服装がよく似合う

『お待たせ』

社交的な笑顔
初対面の緊張を、さらりと溶かしてくれるその声に、私はただ頷くだけだった
そして歩道橋を渡り、私の常宿へ向かう
心の奥底では、持参してきた“道具”の存在が、じわじわと熱を持ち始めていた
──オイルマッサージのセット、筆責め一式、そして手錠
彼女には何も言っていない
ただ、流れに任せようと思っていた

部屋に入り、靴を脱いだ彼女は、こちらを振り返って言った

『……好きにしていいよ』

その瞬間、頭の奥で何かが弾けた
愛おしい……いや、違う
この甘酸っぱい感情は、もちろん性的な欲情ではある
けれど、それだけじゃない
一緒にいたい
触れていたい
ただそれだけが真っ直ぐに、私の中心を突き上げていた
思わず、彼女をそっと抱きしめていた
力を入れすぎないように、でも離したくないと願うように

しばらくそのまま身体を重ねてから、彼女の服に指をかける
脱がせる動作に、彼女は少しだけ微笑んだ
下着の上から触れた柔肌の温かさに、すでにこちらの呼吸は乱れていた

彼女のスカートが床に落ち、続いて私の服も脱ぎ捨てられる
照明の落ちた空間に、肌と肌が重なる音が微かに響いた

指先と舌が、彼女の秘部へと沈み込む
少しだけ残してある陰毛が、わずかに汗と香りを含んで、よりいっそう淫靡に感じられた
彼女の息遣いが喉を鳴らし、私はその快楽の連鎖に引き込まれていった

『……ん、すごい……』

彼女がそう呟いた時には、もうお互いに、限界が近づいていた
体位を変え、シックスナインの形で舌を重ね合う
濡れた感触と、熱を帯びた吐息が互いの肌に絡まり、ベッドが静かに軋んだ

ゴムをつけるタイミングも逃していた
積極的に変貌した彼女に導かれるまま、
肌と肌が触れ合い、そしてそのまま──結合した

ゆっくりと、深く、何度も
彼女の腰が跳ねるたびに、声が漏れ、指先がシーツを掴む
私の動きも次第に荒くなって、最後は押し潰すように、全てを彼女に預けていた

終わった後、二人で並んで天井を見つめた
汗をかいた肌が、シーツにしっとりと張りついている
“賢者タイム”という言葉が、こんなに穏やかで幸福なものだとは思わなかった

「……ねぇ」
私は横目で彼女を見て、小さな声で聞いてみた

「手錠、してみる?」

すると彼女は驚いた顔で笑った

『え? してみたいけど……手錠なんて持ってるの?』

私は黙って、バッグから手錠を取り出した
メタリックな光沢が、ほの暗い部屋の中で鈍く光る
彼女は一瞬目を見開いたあと、いたずらっぽく笑って手を差し出した

『じゃあ……お願い』

カチリ、と音を立てて、手錠が彼女の手首を拘束する
ベッドのヘッドボードに固定されたその姿に、理性がぐらりと揺らいだ

そのまま、もう一度──彼女の中へ
さっきとは違う、少し乱れた息遣い
自由を奪われた状態での快感は、まるで別物のようだった

彼女の声は、甘く、切なく、そしてどこまでも淫靡に響いていた
手首を拘束されたまま、彼女は軽く目を閉じた
羞恥と快楽の狭間で揺れるようなその表情に、私の中の欲望がまた一段、熱を帯びていく

「大丈夫?」と訊くと、彼女は頷いた

『……うん、続き、もっとして?』

ゆっくりと脚を開き、彼女の中へと入り込む
さっきとはまるで違う──無防備な姿で受け入れる彼女の熱が、より深く、より甘く私を包み込んでくる
身動きの取れない状態だからこそ、感じやすくなっているのかもしれない
繋がった部分からぬるりと音がして、私の理性は崩れ落ちた

「う……ん、すごい……なんか、変な感じ……でも、いい……」

小さく呟く声が、愛液に濡れた身体の奥で震えている
私は何度も彼女を貫き、時にはわざと浅く、また深く突き上げ、彼女の反応を一つひとつ確かめた
目を伏せて、喘ぎをこらえきれずに吐き出す姿は、どこまでも美しく、そして淫らだった

手錠を外した後、私は彼女を後ろから抱きしめるようにして再び腰を動かした
幾度も結合を繰り返すたび、彼女の中の熱がさらに増していくのがわかる

『……また、中に来て……そのまま、好きにして』

何度目かの挿入で、彼女はそう囁いた
その声に、私の中の何かがまた一つ壊れる音がした
ふたりの汗が混ざり、吐息が交わり、もはや何度目かも曖昧なまま、私は何度も彼女の中で果てた

気づけば夕方
体力も、言葉も、すでに使い果たしたあとだった
彼女はシーツの中で眠りかけながら、私の肩にそっと頭をのせた

『すごかったね……今日……』

「うん、正直、こんなに何回もすると思わなかった」

『ふふ……若いんだね、ココ』
すっかり萎んでしまった私自身を指先で弄りながら、冗談めかして笑ったその横顔に、また抱きしめたくなる衝動をおぼえた
でも、もう満ち足りていた
性欲というより、何かもっと深い、余韻のようなものがふたりのあいだに流れていた

そのまま、彼女の温もりを背中に感じながら、私は静かに目を閉じた
明日になれば、またそれぞれの生活が始まる
けれど今だけは、互いの輪郭が溶け合ったこの余韻に、身を預けていたかった

──何度も結合した、あの日
愛とか恋とか、そんな言葉に頼らなくても、
確かに「満たされた」と言える、一日だった
7
2025/05/12 09:10:56 (//xCp597)
2022年6月5日(日)

その日は朝から妙に気合いが入っていた
そう、「筆責め」
掲示板で知り合った30代の女性と、ついにお手合わせ願う日

LINEのやり取りは5月末からスタートして、ようやく迎えた当日
場所は新横浜
時間は午前10時
日曜日の朝からなにを、と思われるかもしれないが、朝こそがいい
実にいい

9時40分、新横浜駅前
先にやる気を出してしまった肉棒を宥めつつ、動物園のシロクマばりに改札前をウロウロ

9時50分、LINEがピコリ。「着きました」
ああ、この緊張感
毎回感じるが、堪らない
脳が痺れる感じ、これこそが出会い系の醍醐味ではないか

改札前には、それっぽい女性がチラホラ
でも、いた
事前にヒアリングしていた服装のとおりの彼女
斜め45度から接近、「〇〇さんですか?」と確認

グリーンのロングカーディガンに白のタンクトップ、ジーンズ、そしてサンダル
カジュアルだけど、どこか品がある
ショートカットが風に揺れて、目元にキリッとした色気が宿っていた

常宿のホテルへ向かう途中、会話は至って普通
天気の話とか、ちょっとエッチな話とか
エスコートと称して腰に手を添えるくらいの図々しさは忘れない

駅前の歩道橋を渡ってホテル街へ
手を繋ぐのは早いけど、ボディタッチはちょいちょい挟む
このへん、場数を踏んで会得した“自然な不自然さ”

歩くこと5分、ホテルに到着
空室あり
よしよし、幸先よし
エレベーターで二人きり
思わず彼女のうなじに指を這わせてみる
ちょっとビクッとして、少し俯く
その反応にこちらも一気に臨戦態勢

部屋は古めだが、今日の用途にはじゅうぶん

ソファに並んで座ると、少し汗ばんだ彼女に「とりあえずカーディガン脱ごっか」と言って、白タンクトップ姿に
これがまた、細身の体にぴったりで見事なシルエット

しばらくは軽いタッチで様子見
腕の内側とか、指先でチョンチョンと撫でる程度
それでも彼女は、くすぐったそうに肩をすくめたりして、反応がいちいち可愛い

次第にエスカレートし、脇の下へ顔を埋めてスンスン
汗の匂いって、なぜあんなにクセになるのか

ついでにペロリとやると、「ちょっと…やだ…」と言いながらも、拒まない
良い兆候である

でも、ここでガツガツいっては芸がない
“筆責め”という今日の趣旨を思い出し、一旦クールダウン

「お風呂、先入れとくね」と言って湯を張る

その間にソファに戻って軽く再スタート
焦らしって、大事

私のスタイルは、シャワーは別
裸体を拝むのは、ベッドの上と決めている
彼女の入浴中に、筆のセッティングを済ませる

バスローブ姿の彼女をベッドに誘い、私もシャワーへ
入念に洗う、洗う、洗う
早く彼女の元に戻らねば

タオルで軽く水滴を拭き、バスローブを羽織る
どうせすぐ脱ぐんだ、ボタンは留めない
肉棒はしっかりと、バスローブからはみ出ている

彼女が待つベッドへ
「お待たせ、じゃあ、はじめましょうか」

準備していた筆を手に取る


肩から背中、腰へとゆっくり筆を滑らせると、彼女が時折くすぐったそうに身をよじる
うん、実に良い

ときおり筆の毛先が彼女の太ももを撫でると、
「あぁ.....」と声が漏れる
この空気感、完全に“筆責め”である
とてつもなくエロい

筆一本でこれだけ盛り上がれるなんて、なかなかない


筆を滑らせているうちに、彼女の肌がほんのり紅潮してきた
「なんか…変な気分になりますね」
そう言って笑う彼女の声が、かえって火をつける

「じゃあ、そろそろ反対向いてもらおうかな」
仰向けになった彼女の胸元に、筆をチョンチョンと落とす
薄ピンク色の乳首が、艶かしく突起している
俺を誘っているのか?
いや、お前を弄ぶのはまだ早い
他に攻略する箇所がある

鎖骨から下腹部へ、一本の線を描くように筆を走らせると、彼女がぴくっと反応する
お腹のあたりで小さく笑うように震えながら、
「筆って、こんなに…なんですね」
「そう。百聞は一筆にしかず、ってね」

しばらくは筆一本で、
首筋、
耳の後ろ、
太ももの内側など、
いわゆる“攻めどころ”を丹念になぞる
ここぞというポイントで少し強めに撫でると、
彼女の呼吸がひときわ深くなる

彼女の身体も大分仕上がってきたようだ
両手に靴用ブラシを持ち、
乳首を左右から挟む
「あっふぅんっ」

お預けしていた乳首への責め
彼女も心待ちにしていたようだ

360度全方位からの乳首責めは定評がある
軽く押し付けると、彼女の喘ぎも大きくなる
うう、エロい

緩急を付けた、
回す、
押す、
擦る、
掠めるの波状攻撃

身悶えして喘ぐ彼女を目の当たりにして、私も筆責めハイ状態に

しかし、筆だけでいつまでも攻め続けるには限界がある
こちらの手元も、そろそろ“普通の責め”にシフトしたくなってくる

「そろそろ、第二部いきますか」
彼女も、何となく察したように頷く

そこから先は、ご想像におまかせしたい
ただ、筆よりはダイレクトで、筆ほど繊細ではなく、
そして筆にはできないこともたくさんあったのは、間違いない

結局、彼女は、私の"太筆"が一番お気に召したようだ
筆責めはあくまでも前戯
目的として募集しているが、手段に過ぎないということだ
8
2025/05/12 09:07:55 (//xCp597)
浅草の駅に降り立ったとき、私は少しだけ所在なさを感じていた

この街にはまったく土地勘がない
観光地として名前はよく聞くが、実際に歩くのはこれが3度目
駅の構造も、通りの並びも、私にとっては迷路のようなものだった

最初に「浅草に来てください」と言ったのは、彼女の方だった

駅で待ち合わせましょう、という提案にもどこか主導権を握ったような雰囲気があって、私は自然とそれに従っていた
待ち合わせ場所は東武浅草駅前
週末の午前中で、人は多かったが、彼女はすぐに見つけられた
黒いワンピースに白いカーディガン
駅前の人混みの中でも、不思議とよく目立った
いや、正確に言えば「目を引いた」のかもしれない

「駅、混んでますね。迷いませんでした?」

「いや…正直、ついてくのが精一杯だと思う」

そう言うと、彼女は少しだけ笑った
「じゃあ、ちゃんと案内しますね」

その笑顔の奥に、どこか柔らかな影があった
私はその背中を数歩後ろから追いながら、自然と歩調を合わせた

彼女の足取りには迷いがない
さすが地元民、信号のタイミングも心得ているようだった
私は黙ってその後ろをついていく
彼女の足首からふくらはぎへと伸びるライン、その柔らかな動き
けれど、私の頭の中では別の映像が再生されていた

この背中が、間もなく私の手で、目隠しをされる
視界を奪われ、両手を後ろに回され、カーボン鋼製の手錠をかけられる
自分で望んだその境遇に、彼女は全身を投げ出すように没入していく

土地に詳しい彼女が導いた先で、今度は私が彼女を導く
――そのコントラストが、たまらなく興奮を誘っていた

ホテルに着いたとき、彼女は何も言わなかった
ただ、自動ドアの前で振り向き、小さくうなずいた
それだけで十分だった

部屋に入ると、浅草の喧騒は扉の外に置いてきたようだった
ベッドの白さと部屋の薄暗さ
それがやけに静謐で、儀式のような空気すら漂っていた

私はゆっくりとバッグを開け、シルクのアイマスクと、ASP社製の本格的な手錠を取り出す
彼女の希望を叶えるために持参した道具
アメリカの警察が使用している手錠
これは遊びじゃない
演技じゃない
彼女は、自分の中にある暗い渇きと真剣に向き合おうとしている

私もそれに応えなくてはならない
中途半端な優しさや演出めいた仕草では、彼女の「欲望」に失礼だ
彼女が自分の弱さも、欲望も、ぜんぶを晒してまで望んでいるなら——
私も、本気にならなければいけない
演技ではなく、私自身の本性をぶつける
男として

「動くなよ、お前」

言葉に意識して硬さを込めた
彼女は驚かない
ただ静かにこちらに向き直る
乱暴にワンピースの背中に手をかけ、ファスナーを下ろす
その間、彼女は目を閉じ、呼吸を整えている
ワンピースが肩から落ちると、肌が空気に触れ、微かに震えた

「腕を後ろに回せ」

彼女はためらいなく従った
私は手錠を彼女の手首にかける
カチリ
乾いた音が部屋に響く
拘束された彼女の身体に、緊張と快感が同時に走るのがわかる
初めて感じるであろう、本物の手錠の重み

そして、アイマスクを被せる
彼女の視界が消えた瞬間、身体の重心がほんのわずかに揺れた
けれど倒れはしない
むしろ、彼女はしっかりと立っていた
自ら進んで、その場所に立っていた

私はその姿に、強く、惹かれた
脳にドーパミンが放出され、クラクラした

「もう戻れないよ」

そう言うと、彼女はゆっくりとうなずいた
その頬には恍惚とも、覚悟ともつかない紅が差していた

私は自分の手のひらに熱が宿っていくのを感じた
その熱を、これから、彼女の全身に注ぎ込む
彼女がそれを望んでいる限り、私は止まらない
本気で応える
ただそれだけだ

手錠をかけ、目隠しをした彼女は、部屋に立たされたまま、呼吸だけで存在を主張していた

音を立てずに、私はその周囲をゆっくりと一周する
まるで品定めをするように、あるいは神前の供物を観察するように
視線の代わりに、私の沈黙が彼女の肌を撫でていく

「怖くなったか?」

返事はない
けれど、その肩がほんのわずかに強張った

「今さら逃げられると思うなよ」

言葉は冷たく、突き放すように
彼女は動かない
ただ、その閉じられた瞼の奥で、神経が何かを探ろうとしているのが伝わってくる
自分がどこまでされるのか、自分がどこまで望んでいたのか——
その境界を、いま確かめようとしている

私は指先で、彼女の首筋に触れた
その瞬間、びくんと肩が跳ねる
反射的な拒絶反応
けれど、それは即座に快楽の受容へと転じる

「身体は正直だな。まだ、何もしてないのに」

耳元に、わざと低く息を吹きかけながら囁く
彼女の唇がわずかに開いた
その湿った息づかいが、どこか乱れはじめている

私は手を滑らせ、肩から鎖骨、そして胸元へとゆっくり指を這わせていく
荒々しく乱暴に、という彼女の願望
けれど、最初の段階では、わざとゆっくりとした動きで、期待と焦燥を煽る

「どうした。もっと乱暴にされたいんだろ?」

声だけが強く響く
彼女の唇がきゅっと引き結ばれる
その反応は、内側の葛藤の表れだった

──理性では拒もうとしている
だが、身体はもう応えている
胸に指を這わせたとき、乳首が硬くなっていくのがわかった

「……ここは、正直だな」

あえて強くつまむ
彼女の脚がわずかに揺れる
手錠で支えられているからこそ、全身の反応が鮮明に浮かび上がる

「違う…そんなはずじゃ…」
口にはしない
だが、その呼吸、その微かな首振りが、そう訴えているように見える

私は彼女の太腿に手を伸ばし、内側へと指先を滑らせる
下着の上から、その温度を確かめる
熱い
すでに濡れていた

「もう…こんなに?」

耳元で冷たくささやくと、彼女の喉がかすかに鳴った
目隠しの下で、きっと彼女は自分自身に驚いているのだ
どうして、こんなに感じているのか
なぜ、抗えないのか
どうして、こんなに嬉しそうな自分がいるのか——

私はその葛藤ごと、彼女を抱きしめたくなった
愛おしく思った

けれど、それは違う
これは抱擁ではない
彼女が望んだのは、支配だった
そして私はそれに応える
演技ではなく、私の本気で

「忘れんなよ。これはお前が望んだことだ。俺はただ、応えてるだけだ」

彼女は震えていた
声も出さず、ただ身体全体で揺れていた
快楽が理性を侵しはじめ、判断が曖昧になる
けれど——それでも、身体は私を受け入れていた

私は、そんな彼女がたまらなく美しいと思った
強がりと、脆さと、欲望のすべてを抱えて、なお立っている
目隠しの奥で、彼女がいま見ている世界に、私は確かに存在している

彼女の熱は確実に高まっていた
目隠しの奥の目は見えないはずなのに、私の動きを逐一感じ取ろうとしているように、頬をわずかに傾けていた
耳で、皮膚で、空気の動きさえ敏感に拾っている

私はベッドに腰を下ろし、言った

「こっちに来い」

手錠で拘束されたままの彼女が、わずかに困惑するように身体を揺らす
だが、戸惑いは一瞬
すぐにゆっくりと、慎重に足を進めはじめた
視界が閉ざされたままのその姿は、まるで導きを待つ儀式の最中のようだった

「もう少し前だ。そう、あと一歩」

彼女が膝を床についたのは、私の脚の間だった
無防備に、そして正面から私を受け止める体勢
その状況を、彼女自身が自覚していた
肩が小さく震えている
でも、それは怯えではなかった
未知の扉を前にしたとき、人が感じるあの高揚と同質のものだった

私は指で彼女の顎をそっと持ち上げた
目隠しの下の頬が紅潮している
呼吸は浅く、唇は乾きかけていた

「口を開けろ」

低い声で命じる
その一言で彼女は何かを察した

彼女の唇が、わずかに、震えながらも開いた
喉の奥まで見えるほど大きくはない
けれど、彼女の中で大きな決意をともなった小さな開口だった

「素直だな。……それでいい」

言葉とともに、私は自身を彼女の前に差し出した
そのとき彼女の身体に走った小さな緊張は、まるでピアノ線のように張りつめていた
だが彼女は逃げなかった
いや、逃げられないのではなく——逃げなかったのだ

静かに、受け入れる
羞恥と期待と、理性の境界をひとつずつ越えて
彼女はその唇で、私の熱を迎え入れた

「……そうだ。いい子だ」

私の言葉に、彼女はわずかに反応する
眉がぴくりと動き、頬がさらに赤らむ
きっと心の奥では、羞恥と誇らしさがせめぎ合っている
どちらが勝るでもなく、ただ全身がその火照りに包まれていく

ゆっくりと、確かめるように
自らの意思で、彼女は口を開き、受け入れる
命じられたからではない
望んだからだ

私はそれに気づいた瞬間、思わず彼女の髪をそっと撫でた
支配しながらも、どこかで敬意を抱かずにはいられなかった

「もう、戻れないな」

そう囁いたとき、彼女はわずかに頷いた
口は塞がれていても、彼女の意思はそこにあった


「もっと、奥まで連れていってやるよ」

囁きとともに、私はさらに深く、彼女の中へと沈んでいく
彼女の戸惑いも、熱も、ぜんぶ引き受ける覚悟で

彼女は悦んだ

目隠しで視界を奪われ、辱めを受け、無慈悲に犯された
男には太刀打ちできない
その覚悟を持って、とうとう理性を捨てた
9
2025/05/12 09:06:02 (//xCp597)
それは二〇一八年五月二日の午後のことでございました
世間は黄金週間とやらで浮かれ立ち、道ゆく人々の顔には心なしか弛みが見え申した

その日、我は東海道を上り、横浜駅の構内を抜けて、西口なる場所へと参りました
駅近くの交番、全身油按摩用の道具一式を携えて、少々早めに着いたことでございます

時刻は十四時を少し回った頃、電子的通信機器に『着きました』との連絡有

現れしは、愛媛は松山の地よりはるばる訪ねて来たという、二十一歳の女子にて候

小柄なり――されど只者ではござらぬ
身の丈は三尺八寸八部と申しておりましたが、ただちいさき人、というにはあまりに存在が艶やか
胸元など、目を奪われるふくらみを有し、腰のあたりも実に肉感的、絵に描いたような「出るとこ出とる」体つきと申せましょう
肌は白く、きめ細かく、初夏の陽射しのもとでもなお、翳りのような色香を漂わせておりました

面差しは、どこかしら有村架純のごとく、清楚の中にもどこか艶めきがある
これには我も、内心で小さく手を合わせたくなるような心持ちでございました

彼女は、"全身油按摩"なるものは初めてとのこと
されど、身を委ねることに恐れはなく、むしろ軽やかに靴を脱ぎ、そっと風呂場へと姿を消し申した

その間に我は、有線で静かな背景音楽を流し、温度をやや高めに設定し、按摩用油を湯煎にかけ、照明を落とし、施術の場を整え候
まるで茶の湯の準備のような心構えでございます

やがて風呂より現れし彼女は、布を巻いただけの軽装にて、頬をほんのり染めておりました

『ちょっと恥ずかしいけど、、、よろしくお願いします』

声はやや高く、しかし芯があり、目を逸らさぬ強さを湛えておりました

うつ伏せになった彼女の背に、まずは指圧
慣れぬ体にそっと圧をかけると、彼女は『んっ……』と小さく声をもらし、すぐに口を押さえました

『声、出ちゃうかも……』

これを聞いて、我は確信を持ちました
――この姫は、ただの清楚ではない
本性は、きっと奔放にして快楽に素直な娘と見受けました

按摩用油を温め、彼女の背中に滴らせ、掌で静かに広げていく
肩、腰、太腿へと、おいるは彼女の肌を伝い、部屋にはわずかに甘い香りが漂います

『気持ちいい……です こんなの初めて……すごく……』

そう言いながら、彼女の吐息はだんだんと熱を帯び、やがて布の下の肌も火照ってまいりました

「痛くない? 力、強すぎないかな?」

『ううん……気持ちいい……なんか、じんわりしてきました』

我は指圧よりゆるやかに、肩、背、腰を押しほぐし、
次第に太腿の内側、脚の付け根に近づくにつれ、彼女の呼吸が変わりはじめたり

『……んっ……あ、そこ……くすぐったいかも……』

ときおり身をよじり、声を漏らす様は、ただ愛らしく、また艶めかしく
我が指が滑らかに、そして熱を帯びて流れるたびに、
彼女の身体もまた、何かを受け容れるように、少しずつ緩み始めていた

そして、彼女が我に背を向けたまま、そっと言った

『……こっち、も……いいですか……?』

その声は、まこと儚く、されど明確なる意思を伴いており、我はただ一言、静かに頷いたなり

彼女は、その身を横たえるまま、我の手と舌とに身を委ね、欲望の波に飲まれ申した

『もう、ほしい…です ……挿れて、ほしい…です』

よきかなよきかな
私は彼女の両脚を拡げ、最初はゆっくりと、音を立てぬように差し入れたり

「痛くない?」

『ん……平気……』

やがて奥がとろけ、**ぬぷっ、ずちゅ……**と音が漏れるのであった
少しずつリズムを速めれば、肌が打ち合う音が混ざってゆく

ぱちゅっ、ぐちゅっ、ぱんっ――

彼女の声が震え出すたび、腰がさらに深く沈んだ
そのたび、彼女の声が高くなり、脚が震え、背が反り返った

最初は恥じらいと戸惑いに満ちていた彼女も、次第にその瞳は潤み、脚は絡まり、声は遠慮を失い、己の欲を隠さぬ様となってまいりました

『だめ……もうだめって言ってるのに……また……』

ゆるり、ぬぷっ……と腰を沈めれば、彼女の奥がぴくんと啼いた

『……っ、奥、すごい……』
『んっ……もっと、して……』

押し込むたびに、

ぐちゅっ、ずちゅっ、ぱちゅんっと、
湿った音が部屋に満ちる

一拍ずつ間を取ると、奥がきゅうと吸いついてきた
やがて熱が上がり、律動が変わり申した

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ――ずちゅっ、ずちゅずちゅっ

濡れた接合部が火照り、揺れ、彼女の肌に汗が浮かぶ

『あっ……そんなにしたら、声、出ちゃ……っ』

私の腰が激しさを増すたび、音もまた淫らに増幅し、

とぷんっ、ぱちゅっ、ぱんっ……

息も、音も、二人の体温も、すべてが溶け合うようであった

『やだ、またイッちゃう……なんで……?』
『あっ……もう……すご……だめ、かも……』

「まだ、終わりじゃないよ」

『んっ……んんっ、そんな、また……!』

ぱんっ、ぱんっ、ずちゅっ、ずちゅっ!

「……どうした、中が震えてるよ」

『やっ……激し、すぎ……!』

背中に汗が滲むほど、突き上げるたび、音はいやらしさを増した

彼女はただ受け入れ、そして我が律動に応え、
その度にその肌は汗ばんで、香り立ち、
小さな指先が敷き布団を掴んで離さぬさまは、
まこと、この世の何よりも美しく、また淫靡であった

四たび目を重ねた時には、すでに陽は暮れ、夜の帳が下りていました

「……マッサージしたのに、逆に疲れさせちゃったみたいだね」

『……うん。でも、気持ちよかったです。……あ、マッサージも、あっちも』

その言葉に、我が心は震え、
ああ、我はこの娘を、ただ抱いたのではなく、
交わりの先にある、何か深い部分に触れたのだと――
そう、思わずにはおれなんだ

この日を、我は忘れぬ
松山よりやってきた、うら若き佳人との、春のひと刻
その温もりと香りは、今なお、我が手のひらに残りておる

その若さ、柔らかさ、火照り、汗ばみ、すべてが生々しく、目の前にあるのに夢のよう

されど、これ以上を記せば、夢と現の境界があまりに曖昧になり申す
よって、このあたりで筆を控えさせていただき候
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