「痛いか?」
「いいえ……うぅ」
僕の表情から察したのだろう、冷たく微笑んで手を離す。無表情は変わらず。
でも、どういうわけか?
お腹、胸、肩、腕……と施術が進む間、落ちたタオルはそのまんま。フル勃起ちんはフルオオープンのまんま。
嬢、チンには一瞥もくれないまま施術を進める。無表情も変わらず。ただし、目線はどういうわけか僕の顔に注がれている。
目が合うと恥ずかしいから軽く顔を伏せるが、視線を感じる。チンを見られたい願望は大有りだけど、顔を見つめられると恥ずかしい。
外した顔をちらりと上げると、とうから僕を見続けていた顔と、再び目が合う。
チンではなく顔を見つめ続けられる恥ずかしさ……でも、そこが何故か?M男心を刺激したのかもしれない、性的な興奮はさらに高まる。
いつしか、反らしていた顔を自ら嬢に向け直していた。目が合う。
相手は反らさない。僕も、もはや目を反らさない。
見つめ合うような状況。
チンへの刺激は無いし、乳首をかすめることはあれどもアカすり手袋越しなので物理的快感は無い。
にもかかわらず心理的な性的興奮はかなり高まっていて……おそらく、かなり快感で恍惚とした顔をしていたと思う(恥)。
続く。
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