その後も、私はヒロコさんを指名し続けました。今は彼氏がいるわけではないこと、暇な時間を過ごせる男性がいたらいいと思っていることなど、彼女の話から少しずつ彼女のことを理解していきました。
ただ、当時の私の方は、なんとなくヒロコさんに憧れてはいたものの、どうすれば良いかがまったくわかりませんでした。年齢も離れているし、高校生くらいの息子さんの話も聞いていたので、私なんて息子くらいにしか思ってくれてないのかなと諦めていました。
あるとき私は、あるだけの勇気を振り絞って、給料が出たから一緒に韓国料理を食べに行きませんか?と彼女を誘いました。
最初は断られました。私はおばさんだから親子みたいだよだよ、といったことも言われました。私は、食い下がるという感じでもなく、せっかく仲良くなれたからもっと話してみたいと、自分の素直な気持ちを伝えました。そうしたら、最後には、韓国料理じゃなくてサガミならいいよと言ってくれました。どうやら、韓国料理とインスタントラーメンは寮で食べ飽きていたので、近くの和食やさんがよかったのだそうです。
その日のうちに、彼女の仕事が終わる夕方5時過ぎに、私は彼女の寮の近くまで車で迎えにいきました。その日は、サガミで食事をして、本当に楽しく話をしただけで帰りました。
サガミで彼女は、私はとてもいいお客さんで、優しくて嫌なことをしてこないと言ってくれました。逆にいうと、嫌なことをしてくる客もいたようです。私は、そんな彼女をハグして慰めたくなりましたが、そんな勇気はありませんでした。
そのかわりに、寮に送っていった帰りに、車から降りてバイバイするときに「ありがとう」と言って、彼女の方からハグしてくれました。
その後も、私は彼女を指名し続け、2ヶ月に1回くらいのペースで、定食屋レベルのお金のかからない食事を、3回くらいしました。
私の気持ちは、彼女とセックスしたいとかそういうことよりも、仲良くなれて嬉しいという気持ちでいっぱいでした。
続けて書きます。
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