その日は仕事に疲れきってどこへ向かうでもなく夜の街をフラフラとさまよい歩いていた。
ふと頭上を見上げると『エステXXX』の看板が。
怪しく光るネオンに手招きされるように、入口を奥へと進む。
片言の日本語を喋る店員が片言の日本語で『イラッシャイマセ、ハジメテデスカ?』
かつて同じ場所で営業していた店舗にお世話になった経験がある俺は、『お店、変わったみたいだね。写真、見せてもらっていい?』
おもむろに取り出されたアルバムを見ると、小柄で気の優しそうな子が。
『この子で』
・・・
部屋へ通され、『イラッシャイマセ。○○○デス。』
写真よりも更に可愛いく、透き通るような白い肌、程よい大きさの俺好みの胸、何よりも、思った通り、雰囲気がソフトで優しい感じ。
俺は、挨拶よりも先に『すごく可愛いね』そう言いつつ、静かに唇を近づける。
彼女は嫌がることなく、そっと唇を重ね、徐々に舌を絡めてくる。
胸の鼓動は更に高まり、ゆっくりとキャミソールの肩ヒモを外し、首筋から胸へと徐々に舌を這わせ、俺の気持ちを込めた舌の動きに応えるように徐々に甘い吐息が聞こえ、肌は熱く、ピンクに染まってくる。
『シャワーヲアビマショウ』
俺は『一緒にシャワーを浴びようよ』というと、『ハイ』と嬉しい返事。
・・・
シャワー室で、お互いに裸になり、彼女の指は愛しそうに優しく俺の体を優しく撫でながら、『キモチイイデスカ?』『うん。すごく気持ちいいよ』そういうやり取りをしつつ、石鹸をシャワーで流し、下半身を優しく刺激していた彼女はいつの間にか俺の前に膝をつき、準備を整え、戦いを待つ俺の武器にそっと唇を寄せ、ソフトに、時に激しく刺激する。『あっ!だめだ。そろそろ部屋に戻ろう』
・・・
部屋ではシャワーからの続きでお互いに唇を重ね、熱くなった体温を確かめ合い、求めるがままにいよいよクライマックスへと突き進んでいく。
『いいの?』『ウン』俯き加減に静かに応える彼女。
俺は彼女をベッドに横たえ、ゆっくりと潤いの泉へと身を投じ、ゆっくり、ゆっくり彼女を確かめるように、徐々にピッチを上げていく。声を出すまいと必死にシーツを噛み、喜びの波で応える彼女に俺の武器は固く、更に激しさを増す。
切なそうに声を漏らす彼女。
そんな姿に期待応えようとする俺。
限界が近づいた。
『あっ!そろそろイきそうっ』『アトスコシ。モウスコシ』『もうだめっ!イくっ!』『アンッ、イイイイイクッ!』
武器のカバー一杯に弾丸を弾き飛ばした俺はぐったりとベッドに崩れ落ちた。
彼女の肌をそっと撫でながら、『ありがと。どうだった?』『スゴクキモチヨカッタ』『また来ていいかな?』『ウン。マタキテネ』
・・・
時間が来た。
『じゃ、またね』『ウン。マタネ』
俺は静かに店を後にした。
その後、何度か彼女と体を重ねることとなったが、いつしか彼女は静かに店を後にしていた。
甘い思い出だけを残して。。。