洪は、蒸しタオルを持ってきて、僕のオイルまみれの股間を拭いた。
股間を拭きながら、「ありがとう」とつぶやいた。
なぜ2回「ありがとう」なのか?
1回目は、お金だとしても、2回目の理由が判らなかった。
煙草を一本取り出し、「たばこ吸っていい?」と聞くと、
洪は黙って灰皿を差し出した。
「どうする?マッサージ続きあるけど?」
「まぁ、いいや。温かいお茶くれるかな。」
熱いお茶をすすりながら、洪とベッドの上で二人並び、
世間話をしていた。
歳は27で、上海近くの田舎にいたこと、
もう日本には7年住んでいて、数か月前まで工場で働いていたこと。
しばらくすると、「ありがとう。もう時間だから」確かに、90分だ。
他のマッサージ嬢もいないし、客すらいないのに、妙に律義である。
日本人風のメイクもなんとなくぎこちないし、胸も小さめ。
華奢で小柄な体つきもあいまって、心地よい罪悪感を催させる。
まぁ、これで楽しみは増えたわけであるし、しばらく通うことにした。
ただ、何時ガサ入れがあるのか、適当なところで切り上げなければ、
自分までやばいことになる。
公然とやっていても、やらなくても、近からず遠からず、
この手の「あの店はやれる」という話は、ほかっておいても広がり、
いつの間にか、警察に知れて、廃業に追い込まれ、
ガサ入れの場面ではち合わせたら、何かとややこしいことになる。
1週間して、また洪の店に行った。
毎度のことながら洪しかいないのだが、今回は先客がいた。
20分ほど待ってくれるということで、煙草をくゆらせながら、
待っていた。カーテン越しに聞こえる音や声は、
ごく普通のマッサージであることが判る。
まぁ、この手の店で、本番ができることなんか、
カーテン越しにいる男が判るわけもない。
自分のような邪な目的できているのとは違う。
もちろん、それとなく本番をさせてもらおうと思っている輩もいるだろう
が、
大抵は、1回2回要求して、マッサージ嬢から断られてあきらめるのが、オチ
である。
しばらくすると、「はい、終わりです。」
「あぁ~気持ちよかった」
カーテン越しで聞こえてきた。
その一言に、何の意味もなく、軽い優越感が湧いてきた。
男が出てきて、男を見送ってから、
「ちょっと待ってて」と洪はベッド回りを片付け始めた。
片付け終わってから、「どうぞ・・・、パンツ1枚になって、うつぶせで待っ
てて」
といい、洪はカーテンの向こうに消えていった。
パンツ1枚になったが、そのままベッドに座り、
手には万札を持ちながら、洪を待っていた。
「横になって・・・」と言うなり、洪の言葉とは裏腹に、
後ろに右手をまわし、スカートの中をまさぐった。
「ダメ・・・」と言いながらも、前回のように体は強張っていない。
左手に持っていた万札をワンピースの胸元から、
胸とブラの間に差し込んだ。
洪も僕が店に来たときから、判っていたのか、
何度も同じことを繰り返しているかのように、
ワンピースの肩ひもを自分で下ろし、ブラのホックをはずした。
あらわになった胸を、僕はむしゃぶりつき、立ってきた乳首を舌の上で転が
した。
前回とは違い、洪の性感帯をくすぐるたびに、体を軽くよじらせていた。
立ったまま洪の体を貪るのも疲れるので、一糸まとわぬ姿にし、
ベッドになだれ込ませた。
洪の脚をMの字に開かせ、クリトリス、膣口、大陰唇、小陰唇と、なめまわ
した。
洪の体の中を電気が通るように、不定期的に体が波打つ。
ただ、濡れにくい体質なのか、今回もあまり自分の唾以外、濡れてきていな
い。
膣に人差し指を入れようとしたとき、軽く拒否するかのように、
体を引いたが、膣の入口をなでまわした瞬間、
大きくビクンッと洪の体が波打った。
今度は、人差し指と中指を入れたが、指2本でも締め付けがきつい。
自分の股間を、洪の顔の横に向けたら、何も言わなくてもしゃぶり始めた。
大きく口でピストンしたかと思ったら、裏筋をなめてきたり、
亀頭を舌で撫でまわしたりと、
男の弱いところをしっているかのように、弄んできた。
さて、そろそろかな・・・と思い、
ベッドの上に乗り、ゆっくりと膨れ上がった股間を、洪の股間に差し込ん
だ。
あまり濡れていない上に、締め付けがきついなと思い、
ゆっくりと腰を前後させていたら、跳ね上げていた洪の脚は、
僕のふくろはぎに絡ませてきた。
もっと深く、もっと強く突けと命令するかのように、
洪は絡ませた脚を、引き寄せようと力を入れてきた。
「この女は・・・」と、少々あきれてしまったが、
洪の持つ幼さとのギャップに、嵌っていきそうな気分になってきた。
さらにさらに続く・・・・いつになったら終わる?