僕は当然のように裸になって、当たり前のように抜いてもらえる店には全く
興味がない。嬢が商売でするする笑顔やサービスも同様だ。だから一般に云
われている「風俗」にはもう10年以上も行ってないし行く気もない。
その代わり健全なマッサージ店にはよく行く。近視の為か、はたまたデスク
ワークで目を酷使するからか、特に肩や背中が張る。でもよく行くのは勿論
他にも理由がある。それは譲をその気にさせ、最終的には抜いて貰いたいか
らだ。最近行く店も当然、抜きなしの健全な健康マッサージがうたい文句に
なっている。行く度に写真リストから好みの小姐を選び期待に胸を膨らませ
る。初対面の一発勝負でどこまで落とせるかが楽しみなので、同じ譲を再び
指名することは滅多にない。夕べ仕事帰りに行った時も、数人の譲の中から
気の強そうな譲を選んだ。本当は他の譲にしたかったのだが、その譲は生憎
ふさがっており1時間待ちと聞き断念した。
努めて紳士面を装い、明るくご挨拶。汗をかいたのでシャワーを浴びたいと
清潔好きを演出する。シャワーではその時に備え、愚息のみを丁寧に洗う。
疑われないよう全身にお湯をかけておくことを忘れない。施術台にうつ伏せ
になる時は、愚息はヘソ側へ向け、後ろから譲には見えないようにしてお
く。あくまでも健全店でのマッサージ希望を偽装する為だ。一通りのオイル
マッサージが終わり、「オキャクサン、アオムケニナッテクダサイ」と言わ
れた時に一言。「うん?わかった。とても気持ちよくてついウトウトしちゃ
ったよ。ありがとう」っと。仰向けになってしばし、他愛もない会話をして
わずかばかりのコミュニケーションを図る。
譲の柔らかい手は胸から腹へと下がってくる。ヘソ周りまで下がってきた頃
を見計らい、思いっきり愚息に出番を指示する。譲の手は時々ヘソ下のヘア
ーをこする。そのうち目覚めた愚息が、ぎりぎりで掛けてあるバスタオルの
隙間から頭を出し始める。きっと先の方だけは出てるはず。こっちは仰向け
で目をつぶっているのでどんな様子かは見ることが出来ない。その代わり、
気付かれないよう薄目を開け、譲の視線を観察する。やはり愚息を見続けて
いる。それでも何も言わず、何もせずあくまでも紳士でいることに努める
が、一瞬譲の手が愚息の根元付近に触れた瞬間に合わせ、愚息に思いっきり
力を込める。すると邪魔をしているバスタオルはピッーンと持ち上がり愚息
の半分が顔を出す。そのタイミングで身体を起こし顔を上げ愚息を見ながら
一言「ごめんなさい、勝手に気持ちよくなっちゃって」「エッ?ウフ!カマ
イマセンヨ」それからは譲の手が愚息付近に近づく度にピクッピクッといき
り立った愚息を振ってみる。「キモチイイデスカ?」「うん、とってもね」
決してまだおねだりはしない。したら大抵NGになるからだ。そのうち譲は足
の付け根に移るが、タオルが邪魔になりどかすはず。ここでタオルを完全に
はずしたら90%の確立で、黙っていてもその内嬢の方から自然に袋を触り
始め、次第に愚息の根元からついにはすべてを握ってくれる。しばらくは羊
の数か嫁さんの顔でも思い浮かべ、果てないように努めると、譲も少し焦り
だす。そのタイミングで少しだけ触っていいかと初めてのおねだり。上だけ
ならとか、上からだけならとか大抵言うが、触り始めたらこっちのペース。
拒否するタイミングを与えないよう、少しづつ少しづつ、秘部へと極力やさ
しく中指を忍ばせる。経験上3人に1人は既に濡れているし、5人に1人は
ショーツまで脱いで台の上でM字開脚になってくれる。そして決まって果てた
後は、「クビニナルカラ、オミセニハナイショヨ」といって可愛い笑顔で身
支度を手伝ってくれる。
要はよく居る酔っ払ったスケベ男じゃないってことをアピールし、紳士的に
振舞えば勝手にいい客と判断され、してはいけない至福の時間を向こうから
作ってくれる。今までの打率は5人に4人はこの方法で成功している。
あっそれと、最初にダブルと頼んで喜ばすことを忘れずに。他の客にも同じ
ようにしているかも知れないが、それはどうでもいいこと。向こうからした
くなるような状況を演出し、その気にさせることが楽しいからだ。