そこは、薄暗く照明が落とされたとある、マンションの一室。電話にて予
約を入れ、受付でこれから私が官能の一時へ導かれる際に使用されるオイル
をチョイスし、コースを選択(90分)した後案内され、私はソファに腰掛
け、ハーブティーを一気に飲み干す。オイルは無臭のものをチョイスした。
程なくして、これから私の体の隅々まで絶妙の手技駆使し癒そうと、その
女性はシャワーの案内をした。女性の名前は藤木と言った。年の頃は35位
であろうか。
シャワーへと案内された私は、着ていた衣類を全て脱ぎ去り、腰にバスタ
オルを巻く。一旦、担当者の女性が浴室(施術ルームとは別)に部屋を出、
シャワーの準備に向かう。
担当者の女性はすぐに部屋に戻り、私をシャワールームへと案内した。
私がシャワールームへと入る際、担当者の女性は、「シャワーが終わった
ら、これを履いてください」と、私に紺色をした紙製のパンツを手渡した。
時間にして5分程だろうか、私はシャワーで体の脂分を念入りに洗い流
し、バスタオルで体の水分を十分に拭き取り、先ほど渡された紙製パンツを
履き、シャワールームを後にした。
シャワールームを出ると、担当者である藤木嬢がドアの向こうで待ってお
り、共に施術ルームへと向かった。
施術ルームに着くと、直ぐに藤木嬢より、施術ベッドへうつ伏せに寝るよ
う指示され、私は指示に従いベッドへと上がった。部屋は初めに入室した際
よりさらに照明が落とされ、オルゴール調の心地よい音楽がながされてい
る。
ベッドへうつ伏せになると、いよいよオイルマッサージの始まりだ。嬢
は、これから使用するオイルを手で粉ね、私の足元へ手を這わせる。
何とも心地の良い、微妙にひんやりした感触に思わず寝入りそうな感覚だ。
藤木嬢の工程は、足元から始まり、脛、太腿へと絶妙な手技で施される。
開始15分経過した頃だろうか、太腿を施術する際、藤木嬢の手がうつ伏せ
状態の私の両足を広げ、鼠径部へと這ってきた。何とも形容しがたい微妙な
刺激で非常に心地よく、藤木嬢の手が時折、私の陰嚢に紙製パンツの上より
触れる。
その後、背中、肩と素晴らしい程の手技を施され、何度か寝入りそうにな
りながらも、堪能する。うつ伏せの仕上げは、紙製パンツを下げられての、
臀部のマッサージだ。
やはりこれも絶妙な手技を施され、癒される心地よさと、寝入りそうな感
覚と、臀部を強く押された結果、押し付けられる形で刺激される陰茎の気持
ち良さが重なりあって、本当に心地よい。
一通りうつ伏せでの施術が終わり、藤木嬢より「では、仰向けになってく
ださい」と言われ、指示通り仰向けになる。
仰向けになると、手のひら、腕、肩と施術がすすむ。やはりとても心地が
良い。次は、胸から腹部にかけての施術のようだ。
藤木嬢は、仰向けに寝た私の頭側に立ち、両の手で、首から紙製パンツの
中に手を入れる形で恥骨部分へと何度も手を滑らせる。その際、必然的に藤
木嬢の胸が私の顔に押し付けられる形となり、その胸は下着の上からの感触
ではあるが、非常に柔らかく何とも官能的な刺激だ。
仰向けの状態で、上半身の施術が終わると、今度は脚の施術のようだ。
脛、太腿と施術はすすみ、太腿の施術の際は、やはりうつ伏せ同様に鼠径部
のかなり深くまで施術を行ってくれる。当然、陰嚢にも藤木嬢の手が触れ、
官能的な刺激を受ける。
一通り、仰向けでの施術が終わったようだが、ここでふと時計に目をやる
と、まだ45分経過したところであった。まだ残された時間があり、私は、
次はどんな施術かと思いを巡らせる。
その後、藤木上はベッドから2m程離れたテーブルに向かい、戻った藤木
嬢を見ると手には鋏を持っていた。藤木上は、仰向けの私の腰部に掛けられ
ていたバスタオルを剥ぎ取り、こう言った。「動かないでくださいね」。
藤木嬢はベッドの脇に立ち、私を見下ろしている。すると、紙製のパンツ
に手を掛けてきた。そう、紙製パンツに鋏を入れているのだ。藤木嬢の手つ
きは非常に慎重に、お客様の体を傷つけまいとしているような手つきであっ
た。
紙製パンツに鋏を入れられ、私が履いていたパンツは、鼠径部に切れ込み
を入れられ、Tフロント状態と表現すれば理解していただけるだろうか、陰
茎のみが横幅にして3cm程度の紙製パンツに覆われている状態となった。
その後の施術は、陰部周辺のマッサージであり、鼠径部、陰嚢、陰茎の付
け根と絶妙の手技での施術が進む。藤木嬢の手は、紙製パンツの中にまで入
り込み、直接手技による刺激が伝わってくる。次第に私の意志とは関係な
く、陰部に血液が集中し、陰部を隆起さてしまった。
藤木嬢の施術する際の表情もまた、月並みではあるが癒されると言おう
か、口元に微妙な笑みを浮かべ、唇がなんとも艶っぽい。陰部周辺の施術が
施され、15分経過した頃、これまで陰部周辺の施術に終始していた、藤木
嬢の手が、次第に陰茎の上部へも及んできた。
私がこのマッサージルームに入店した際、待合室には「当店は風俗店では
ありません」との注意書きを見ていたため、藤木嬢のこの施術は、良い意味
で私の期待を裏切った。
藤木嬢の手は次第に陰茎の上へと上がり、遂には、亀頭にまで触れてき
た。この状態でも、紙製パンツは先ほどまでと変わらずに履いているため、
藤木嬢は視覚では、私自身の興奮度は分からないだろうが、施術する手指の
感覚で、膨張している私自身の興奮度は確実に分かるはずだ。
その後、藤木嬢の施術は両の手を駆使し、陰茎のみへの施術が施される。
残り、7~8分と残り時間もわずかになった頃、両の手のひらの甲で亀頭へ
の刺激を受ける。
先ほどまでの癒すようなゆっくりとした手つきからやや、速度を上げ、手
と手の甲に私の亀頭を挟み、両の手を交互に上下させている。藤木嬢の表情
は、先ほどとさほど変わらないが、私自身興奮しているためか、目つきが先
ほどより淫靡に感じる。
藤木嬢は、仰向けに大きく脚を広げた状態の私の脚の間に正座し、亀頭部
を刺激している。次第に私も興奮の極限まで達するが、この店の注意書きを
思い出す。
しかし、興奮した私は、藤木嬢の刺激に耐えることはできず、大きく膨張
した、紙製パンツに覆われた状態の陰茎、尿道口より、熱い精液を噴出させ
た。
この店において今回受けた施術は私がこれまで様々な形態のマッサージを
受けた中で格別のものであり、許されるならばぜひ私の駄文を読んでいただ
いた皆さんにもお伝えできればと思っております。