クリニックはその日、休業日でした。わざわざ、私だけの為に貸切られた都内外れにある整体クリニック。私もこういう場所にくるのは初めてなので、(へー・・・ちゃんとしたところで働いてるんだー)と思いました。そして白衣をきて現れた元彼。元彼「久しぶりだなー」裕美「そうねw こうして会うとお互いけっこう年齢を感じるねw」そんなたわいもない会話をしながら、「けっこう綺麗なクリニックじゃんw」なんて言いながら、過去を懐かしむ感じで会話していきました。お互いもう、、いい大人。特に私は既婚者であり、子供もいる。元彼と会うという事自体が想定外の出来事だけど、だからといって自身を忘れるような事はありませんでした。あくまで元彼。整体師になった。と報告してきたから、ただそれを見に来ただけ。そう自分に言い聞かせていました。元彼「肩がいたいんだって?」裕美「そうね。いつからか分んないんだけど、半年前くらいかなー。肩のこの当たりから針で刺したようなチクチク感があって、ひどいときはそのチクチク感が小指までしびれるんだ」元彼「なるほど。神経だな。」裕美「神経かなー」元彼「肩に原因があるのなら、痛むのは肩だけだよ。神経に問題があるから指先にまで症状が出るんだ。まず神経みていくか」裕美「神経を見る?」元彼「まーいいから、あっちの部屋でブラジャー外した後にそこ寝ころんで」裕美「え、ブラ外すの?」元彼「あたりまえじゃん。肩見てもらいに整体くるのにブラジャーしてくる患者さん、誰もいねーよw」と言われ、私は別室でブラジャーのみを脱ぎ、、(とりあえず、このカゴに置いてていいのかな)という形でノーブラTシャツで現れたのです)裕美「えーと、脱いできたけど、ここにはうつ伏せ?仰向け?」元彼「うつ伏せで寝ころんでw」かなり簡略化していますが、様々な会話を重ねた後、私たちは本題の肩を診てもらうために、クリニックの診察ベッド。といっていいのか、呼吸をする為に頭元に呼吸する為の穴が空いてるベッドにうつ伏せで寝ころぶ私がいたのです。そして元彼は、私の肩を指圧したり、曲げたり、押したりしながら「こうするとどう?痛み感じる?」「筋肉が動いてるつーか、そんな感じは?」「体温は右肩が暖かいか、左肩が暖かいとか、温度差ある?」等と質問してきました。私はありのままに答えながら、元彼の整体が始まっていきました。そしてふとしたタイミングで・・・。元彼「ストレッチって知ってるか?」裕美「うん。しってるけど。」元彼「そういう意味じゃないw やってるかどうかだよ」裕美「そういわれてみれば、、やってないなぁ~」元彼「この症状、30代くらいの女性にまさに多い症状なんだけど、なんつーか。30代女って、感覚はまだ20代のまんまなんだよな。」裕美「なにそれ。私が年取ったっていいたいの?」元彼「そういう事だ。・・で本題で言えば、肩の筋肉が若いころに比べて柔軟性がないから、意図的に柔軟性を持たせないといけないんだよ」裕美「うん」元彼「で、肩だけが悪いって思いがちだけど、見たところ全身がもう悪いな。」裕美「なにその全身って」元彼「なんて例えたらいいかな。古くなった歯車の機械を油も指さないで、ひたすら使っている状態。たまたま現れたのが肩のギアの不具合。全体的に見れば、全てのギアがもう老朽化している。」裕美「老朽化w ちょっとまてw 普段もそんな事をお客さんに言ってるの?」元彼「いう訳ねーだろwww もっとソフトに言ってるよww」裕美「じゃ、どうすれば治るの?」元彼「全身の腱を伸ばしていけば、おのずと痛みは引くよ。でも老朽化は避けられんよw」裕美「腱??」元彼「ケンっていうのはだなwwwww」と元彼の説明が始まり、具体的なストレッチ指導が始まったのでした。元彼は真面目に、いつもお客さんにもやっているのでしょう。案外手慣れた感じで、タイ式マッサージではありませんが、元彼も自分の身体をつかって私の腕や腰を引き延ばし、
...省略されました。