私が二十代後半のときの話です。
スーパー銭湯という言葉がなかった時代、当時の私は地元の健康ランドでアカスリをするのが楽しみでした。そこのアカスリ担当のお姉さんたちは韓国人ばかりで、どの人もヨウコさん、タカコさんといった日本風の名前を名乗っていました。
あるとき、ヒロコさんという三十代後半から四十歳くらいの女性が上手で感じもよかったので、それから何回か彼女を指名し続けました。
ヒロコさんは、藤谷美和子に少し似たおとなしい美人で、日本語がたどたどしく、韓国に2人の子供がいる女性でした。仕事のない日は健康ランドの寮でテレビを見たり簡単な料理をするくらいでつまらないよ、といった他愛のない会話を楽しんでいました。
4~5回ほど指名した後のある日、いつものようにヒロコさんを指名しようとしたら、受付をしていた韓国人女性に「ヒロコさん?いないよ」と言われました。でも、その女性のすぐ後ろにほ、うつむいてヒロコさんが座っていたのです。私は、その受付の女性にもアカスリをしてもらったことがあったのですが、あまり感じがよいとはいえなかったので、ヒロコさんにこだわりました。
「そこにいるひとだよ、名前違ったかな?」と私がいうと、受付の女性は軽く舌打ちして、「あぁ」と手続をしてくれました。
お風呂で体を暖め、アカスリの時間に部屋に入ってしばらくしたとき、うつ伏せの私の足を洗い始めたヒロコさんから、「ちょっといじめられてるの」「さっきはありがとね」という話をされました。そして、忘れないうちにといいながら、アカスリの1000円割引券をくれました。
私は彼女に同情して、その日はいつも以上にたくさん会話をしました。だからといって彼女のアカスリ自体になにか変化があったわけでもなく、いつも通り、彼女は丁寧に私の体をきれいにしてくれました。
彼女のアカスリは、局部にタオルを乗せるよくあるやり方でした。鼠径部も丁寧にやってくれるので、カエル足のときなどには、タマやサオにもツンツンふれてきます。でも、決してわざとではない感じで、ひたすらソフトに丁寧にやってくれていた印象でした。
私の方は、当時若かったこともあり、勃起しないように必死でしたが、黒いタンクトップに包まれた、B~Cカップくらいの胸が顔に近づいてきたときや、オレンジ色のショートパンツから伸びた白い太ももが指に触れたときなどには、サオが半勃ち以上になってしまいました。
ただし、その日も特に性的なことは何も起こりませんでした。少しだけ特別だったのは、「きれいになったよ。またきてね。」と言いながら、ほんとに軽く、バグしてくれたことでした。そのとき、私もとっさに彼女の背中に軽く手を回して、彼女の背中に触れました。なぜかそれがすごくうれしくて、私はまた勃起しそうになりました。
思い出しながら書いているので、このまま続きを書いていきますね。