一体何が不安だったのだろう・・
まるで夢の中の出来事のような数時間だった。
でも時々香るアロマの残り香が1コマづつ
甘美な場面を呼び起こしてくれる。
今まで私が「男」と思っていた異性はなんだったのだろう・・
彼との逢瀬はそれほどショックで新鮮な驚きでした。
数々の噂や刺青にいたるまで
様々な不安など一切不要なことだったと
別れ際に再確信したとき
こみ上げてくる愛おしさと
彼がどうして こんなにも愛され 叩かれるのかが
わかるような気がしました。
女よりも繊細で細やかで美しく
どの男よりも力強く逞しく激しく
そして 優しい
この時代に生まれ 女として彼に出会えた奇跡に
乾杯