いつまでも背中を流していたい気持ちになった。
先生はそれを背中越しに察していたのか、自分の手を取ると自らの胸に導いた。
「お礼…先生みたいなオバサンじゃお礼にならないかも知れないけど。嫌じゃなければ触ってもいいのよ」
嫌なわけがない。
想像通りの大きなに相談以上の柔らかさだった。
しばらく躊躇ったが、
急に脳内がスパークして、咄嗟に両手を回して両方の胸を揉んでしまった。
先生はうめき声を出した。
こんなの触ってろと言われたら永遠に触っていられる。
ただ、性器をいじれないのがもどかしくてたまない。
もう頭のネジが飛んだような興奮に自分をおさえられなくなる。
いつしか体を密着させて背中に性器をあてがっていた。
本能で仕向けられたようとしか言いようがない。
先生も体を逃がさずしたいようにさせてくれ、両手は自分の手の甲に重ねていた。
まるでもっと強くと言わんばかりに。
正面に張られた鏡から先生が目を閉じているのだけがわかった。
指が乳首に引っ掛かかるとうめき声が増したから指で摘まんだり捏ねたり色々試した。
そんなこんなしてる時だった。
なんとも言えない先生への愛しさが沸き起こり、同時に尿意が来た。
我慢しようとしたけどそれはお構いなしに高まってきて、何故か先生好きとか言いながら漏らしてしまった。
この時に暴発して出したのが初射精だったのだ。
今までの高ぶりが嘘のように消え冷静になった。
先生の背中に流れる白い液体を見て大変なことわした気になった。
その様子を見て先生が精通したのを察したようだった。
それから母親のように優しく性教育してくれた。
それはセックスじゃなくて。本当にからだの仕組みからとかの性教育だった。
ただ、これを境に先生の家に通うようになり、一月もしないうちに先生に童貞を捧げた。
少しずつ順序を踏んでいざってあたりはやはり先生らしかったし、毎回射精自体はあらゆり手段でさせてくれてたから焦りはなく、満を持しての童貞卒業だった。
だんだんとあとからわかったことだが、先生も体の病気というより、心の方の病気だったらしい。
真面目にやればやるほど疲弊していく職業なのだろうし、当時は生徒からは見えない苦労もあったのだろう。
初めて射精したその日、ベッドで先生に抱かれたままそんな話を打ち明けられた。
緊張もとれたせいかうたた寝をしてしまったのだが、先生はもうさっきから立ちっぱなしだよと性器をいじって笑っていた。
でも、お風呂に入った時、ちゃんと勃起してたから冒険してみる勇気が出たとは言ってました。
それにやはり寂しかったのだと思います。
裸の自分を抱き締める先生は人の温もりに安心してるようでした。
それからも先生はしばし休職を続け、自分達が卒業したのを機に復職しました。
もちろん、会う機会は減りますが、定期的に先生とは会ってました。
こういうのは次から次に生徒へ手を出すようになったらいつか破滅する。
だから、自分とが最初で最後。
自分に必要とされなくなるまでは時々悪い先生になるってよく言ってました。
復職してからは忙しいさもあるし会う間隔は空きますが、その分濃厚な時間になり、これはよほどのきっかけがないと断ち切れないとも言ってましたね。
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