M子『あっ!初めてかな?』
私『たぶん…』
M子『そうやっけ?看護学生のT美ちゃん』
私『看護学生?』
E子『うちで仕事しながら、正看の資格取るのに学校へ行ってるねん、エエ子やで!』
私『へぇ~』
E子『私が教育係やねん!』
M子『私は、その上司』私『可哀想に…』
E子、M子『どういう意味!?』
私『イジメられたら、事務長に言いや!怖いお姉さん達やから!』
両方から、腕を抓られた。
私『痛いがな!なっ?怖いやろ?』
T美『大丈夫です(笑)E子さんも、主任も優しいです』
私『優しいぃ~?誰が?』
E子『万ちゃん!』
M子『万さん!』
私『すいませぇ~ん』
3人のやり取りを愛くるしい笑顔でT美は見ていた。
T美『万さんて、お仕事の時と違いますね(笑)』
M子『T美ちゃん、万さん知ってる?』
T美『はい、詰め所に棚板を付けに来られた時に居ました』
私『そうなん!?知らなんだ…、ごめんな』
T美『いえ、大丈夫ですよ』
E子『なっ?エエ子やろ?』
私『うん、誰かさん達とは違うな』
M子『ちょっと待って!達って、私も入ってる?』
私『さぁ~(笑)』
E子『あっ!M子さん自分だけズルい!』
M子『E子ちゃん!それ認めてる!』
E子『あぁ~っ!もうイヤや!』
私『(笑)』
E子『万ちゃんの意地悪!』
私『自分で言うたんでしょうが(笑)』
E子『うぅ~ん…』
E子の天然キャラに3人は大笑いだった。
その時、T美がトイレに立った。
私『あの子、小さいな』
E子『可愛いやろ?』
M子『手出したらアカンよ!』
E子『浮気したら殺す!』
私『するか!』
話をしながらも、目はT美の後ろ姿を追い、スタイルをチェックしていた。
パーティーが終焉となり、各人、それぞれの二次会へと向かって行った。
私とE子、M子、そしてM子と家の方向が同じだというT美の4人でカラオケに行く事にした。
4人でフラフラ歩いているとE子が手を繋いできて、嬉しそうに顔を見てきた。
私『何んや?』
E子『何でもない!』
腕にしがみつき、手を繋ぎ直してきた。
M子『そこ!イチャイチャしない!』
後ろを歩いていたM子が笑いながら声を掛けてきた。
E子『へへっ、良いでしょ?』
イタズラっぽく返すE子。
T美『お二人は、お付き合いしてるんですか?』M子『内緒だけどね、言っちゃダメよ?』
T美『はい(笑)』
私は、素知らぬ顔で歩いていた。
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