どこの店にするか?と舞に訊くと「ピザとるから家に来て」となり
舞の家に向かった。
ビールを飲みながらピザの宅配を待つ。舞は思いつめた表情で
黙って濃い目のハイボールを作りながら何杯も飲んだ。
ピザが届き2切れ食べたところで舞が話し出した。
「後輩と別れた。信じられない。」と大声を出し、泣き出した。
・骨折を機に実家に帰り、家業を継ぐ。
・親が決めた婚約者がいる。来年結婚予定。
・会社は来月末で退社する。
とのことだった。「俺さんにしか話せない。今夜は付き合って・・・」
うわぁ、首突っ込みたくない・・・ でも手遅れか・・・
2時間近く飲んで話して泣いて疲れたのか舞は寝てしまった。
舞はスーツだったので、スーツの上下とシャツを脱がし
ベットに運んだ。行き苦しくなるだろうとブラのホックを
外し、タオルケットを掛ける。舞が「俺さんありがとう。」
と目を覚まし、ガードルとパンストも脱いだ。
さすがに今日する気は起きなかった。舞も生理パンツを履いて
いたので、ある意味助かった。
「今日はお礼できません。ごめんなさい。明日は大丈夫だから。。。」
「お礼なんかいらないよ。俺何もできないから。
それに智子もいるし。。。」
「俺さんには、これからは相談に乗ってほしい。
その時は智子も入れてにします。
でも生理終わったらめちゃめちゃにして。忘れさせて。」
その日はタクシーで家に帰る。気分直しにと3時近かったが
智子に電話した。既に智子は出来上がっていた。
「俺さ~ん、凄い飲まされた~。みんな俺さんと会わせろって
言われた~。今度よろしくね~。」ダメだ呂律が回っていない。
適当にあしらって電話を切る。幸せそうな声にホッとする。
そして翌日会社で顔色の悪い舞からメッセンジャーが飛んできた。
「凄い二日酔い。俺さん昨日はありがとう。」夕方になって
二日酔いも治まった舞から、「週末智子と3人で会いたいなぁ。」
と再度メッセンジャーが飛んできた。
週末は智子とデートだから、と返すと「智子には私から連絡する」と
返答が来た。
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