昼休みに智子から電話がくる。仕事終えたら家に来るとのこと。
「わかった。二日酔いで頭痛い。少し寝る。鍵開けとくから寝てたら入ってきて。」
と伝える。
午後7時頃起きたが、智子は8時過ぎにやって来た。
「日勤は看護記録書くのに時間かかるので直ぐに帰れないの。」
へぇ、ナースって大変だね、と答える。
「慣れないときついの。私も頑張っているんだよ。」と愚痴るので、
頭なでなでして「よしよし。」と言うと甘えてくる。
ご飯炊いて、家に有ったレトルトカレーの準備をしていると、智子がテーブルの上に置いてあった更新のお知らせのハガキを見つけた。
「いつ更新なの?」
「再来月ね。」
「俺さん、私、寮出ようかな?」
「どうして?」
「だって一緒に居たいの、一緒に住みたい。」
鈍感な俺だったがこれって結婚前提だよなとか、ちょっと考えた。
智子は綺麗で可愛いし、家事も得意だし、性格も穏やかでいつも笑顔だ。
舞とのセフレ関係を終わらせなきゃいけないのが残念だけど、いつか終わりは来る。智子とのHも満足できている。何もマイナス要因はない。俺のことを愛してくれているのは分かっている。
「うん分かった。次の休みは部屋を探しに行こう。」と答える。
今週は日勤なので、連日家に泊まるかと聞くと、日勤の日は実家から電話(固定電話)にかかってくることが多いので、泊まるのは今日と休み前の夜だけにするという。
疲れてたのか智子はベッドで横になった瞬間寝てしまった。幸せそうな顔を見て俺は覚悟を決めた。同居前に彼女の両親に挨拶に行き、智子を悲しませない様にしようと。
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