身体を構成する単位には、いろいろな臓器のほかに、臓器をつないだり、支え
たりしている結合組織という部分があり、この結合組織の中を血管や神経など
がパイプのようにはしっています。「膠原」とは、この結合組織や血管壁の重
要な成分である線維タンパク質のことです。膠原病とは、この膠原線維に病変
が生じたものです。
膠原病には結合組織病、自己免疫疾患、リウマチ性疾患の三つの顔がありま
す。
膠原病では、結合組織の中でも、特に血管を中心として炎症が起こります
が、どの臓器も血管によって栄養を受けているため、血管の炎症が起こると、
一度にいくつもの臓器に病変が起きてきます。また、過剰な免疫反応が起こ
り、自分の組織に攻撃を加えることも膠原病における臓器障害の原因になって
います。このため、膠原病は、自己免疫疾患の範疇にも含まれます。そして、
膠原病も関節が痛くなったり、腫れたりすることが多いために、リウマチ性疾
患の仲間にも含まれます。
その他混合性結合組織病、、ウェゲナー肉芽腫症、大動脈炎症候群など、多く
の病気が膠原病、あるいはその類縁疾患として取りあつかわれています。
とにかく専門医に見てもらうことをお勧めします。
※元投稿はこちら >>