今日は、本当に応急処置だけです。ちょっと難しいのですが、「痔核蕨頓整
復法」と言って、肛門から飛び出した腸の組織を応急処置で戻すというもの
です。
応急処置でこれを施しておかないと、飛び出した腸の組織が壊死してしまう
危険性があるのです。
排便にも差し支えるし、安静にした方が治りも早いし、ご本人の希望もあっ
たので、入院となりました。
救急病院はこういうこともあって、必ず常時ベッドを空けているのです。
もちろん、命に関わるほどではありませんから、一般病棟です。
明日の検査は、飛び出した直腸を戻す際の戻し先に何かの病変が無いか、内
視鏡での検査です。
もし、明日以降に戻した腸の組織が再度飛び出してくるのなら、手術での切
除となります。
それで、脱肛は手術による治療になってしまうことは結構あります。
一度飛び出した組織はとりあえず戻しますが、根本的には手術で切除してし
まうのが、今の段階では多い治療法です。
※元投稿はこちら >>