1992年、都内で20代の男性がエイズで死亡した。7月下旬に呼吸困難で入
院し8月にエイズと診断、9月にカリニ肺炎で死亡したものだが、感染は1
月頃とみられている。つまり感染からおよそ8ヶ月で死亡したことになる。
これは普通よりも病原性の強いタイプのエイズウイルスによるもので、オ
ランダやフランスで報告されているが、日本では初めて。
東大医科学研究所の島田教授らによると「これまでに分離したエイズウイ
ルスの中でもっともリンパ球を殺す力が強く、増殖速度も普通のエイズウイ
ルスの3倍もあった。患者がどこで感染してきたものかは不明」と話してい
る。(朝日新聞より)
1992年以降劇症エイズの発症は日本国内では報告されていない。
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