イギリスのカルフーンという学者が、ネズミをギリギリのストレス
となる過密状態に保ったまま、三代にわたって飼育をしてみた。
すると、まず性行動に異常が現われた。
メス、オスの区別ができない同性愛が出た。
未成熟のメスを犯したがる者も出てきた。
インポになったのもいる。変態も現われた。
つまり、”生殖につながらないセックス”が増えたわけだ。
次にメスたちの行動が異常になった。
特に母親ネズミの行動が狂ってきた。
自分の子供を保育することも、保護することもできないメスが
増えたのである。そのため、忘れ去られた子ネズミは、
他のネズミに踏み殺されたり、食われたりしてしまった。
妊娠する割合が減り、流産率が高くなった。
生まれてくるネズミは発育不良、先天性異常が多くなった。
そしてネズミ同士の闘争が増え、弱いものは社会から離脱した
状態になり、ネズミの社会は混乱状態になったのである。
だが、異常行動を起こすのは弱いものが中心で、
強者は相対的に正常を保つことができた。
弱いものというのは、メスと、若いオス、特に子供たちである。
一般にストレス過剰になると、種族維持本能が衰えて、
個体維持本能がもっぱらになる。若い個体では、成長をおさえて
生命を守ろうとするから弱いものが多くなる。
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