最終回です。拙いレポートを最後までよんで頂き、ありがとうございました。
車内では女性の動きが続いている。高みに登っては落ち、また、高みに登っては落ちを
繰返しながら、際限の無い快感を貪っている。
「やっぱり女はタフだよな、何度でも続けていきやがる。男は一回いっちまったら暫くは使いもんになんないってのによ」
車内に目を戻すと、女性のお尻の動きが、上下から水平に変わり、くねくねと動き続けている。
「それにしてもスケベな女だぜ。本当は、見られてるの分かってて、よけいに興奮してやがるんじゃねえのかな・・・」
「まあ、久しぶりに興奮させてもらったよ、変態の彼氏さんに感謝しねえとな」
「次は、ワイヤレスでも仕込んでもらって、アンアン言ってるのを聞きたいもんだぜ」
ジッパーを上げ、まだ動き続けている白い尻に最後の一瞥を投げてから、ゆっくりと自分の車へと戻る。
エンジンをかけ、走り出しながら時計を見ると、まだ、始まってから1時間も経っていない。
暗い倉庫街を抜け、街に入って行くと、ネオンとエンジン音に包まれる。さっきまでの静寂が異次元での出来事だったかのようだ。
「レポート、書かねえとな・・・長い夜になりそうだぜ」
呟きながら、アクセルを踏み込んだ。
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