獣姦の出てくる神話となれば東北地方に伝わるオシラサマだな…ある所に1人
の娘とその父親が住んでいた。その娘は貧しくも、様は美しい娘であった。あ
る日、父娘は一頭の馬を飼う事となる。娘はその馬に思いを寄せ、夜となれば
厩舎に赴き寝所を共にし、やがては結ばれ2人は夫婦と成れり。されどある夜
の事、父が己が娘の諸行を知り、明くる日娘には知らせず馬を外へと連れ出
し、桑の木に桑の木に吊り上げてそれを殺せり。その夜、厩舎に馬の影見当た
らず父に尋ね事を知ると、驚き悲しみて桑の木の下に行き、死した馬の首にす
がり付き涙を流した。されどその様に激怒した父は斧を以って馬の首を切り落
とすと、馬の首はまるで天に駆け上るかのように暴れ出し、それにしがみ付き
たる娘と共に天に昇り去れたり。オシラサマはこの時より成りたる神で、その
時に馬を吊るした桑の木で作った神像を作れり。…と言うお話がある。でも、
ちょっと昔話風に書いたから読みにくいかもしれないかな…
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