レアな鹿の話題が上がりましたね
全国各地に生息していますが話題性が乏しいのは、接触が困難なせいでしょう。ですが海のエイと同じく昔から貴重な存在として逸話も多々残っています。
古くは山に篭る修行が頻繁に行われていた時代、それに携わる若い従者は山で度々見掛ける鹿の雌に妙な気を起こし、苦労して捕らえる事に成功した者は生きたまま拘束し、溜まった欲求の吐口にし続けたと。
特に女性経験の無い若い世代は、雌鹿との交わりに身も心も奪われ没頭するがあまり、修行期間を終えても下山する事が無く姿を晦ましてしまう者までがおり、修行場に捜索に行くと納屋や辺りに散乱する鹿の糞を見て「物の怪」に拐かされたと言って恐れたとあり。ある地方では山に入る若い従者に体格も大きく成長した雌鹿の中には妖怪変化が潜んでいると事前に説いていたとあります。
当時は雌鹿と交わり精を放ってしまうと,その雌が孕んでしまうと思う者が殆どで、その事に躊躇しながらも中に放つ悦びを一旦覚えてしまうと止まられずに思い悩んだ挙句姿を消してしまう者や、下山した者の中には「物の怪」に取り憑かれたと被害者ぶって告白し御払いを受ける物まで。
その反面、山間部の猟師の間では雌鹿との交わりに没頭した挙句、家に連れ帰り一緒に住む者もおり、鹿戯けと呼ばれ嘲笑われたとあります。
何にしても古くから、一部の人の煩悩を掻き立て魅了して来た存在である事は間違い無いかと。
そんな私自身も立派に成長した雌鹿を見ると、その美しい姿に他の動物には無い独特の、何か妖艶な魅力を感じています。
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