彼を散歩に連れて行くのが好きでしたね。
広い場所で彼がうれしそうに走るのを見るのが好きでした。
飼い主でもあり、自分としては「妻」の実感がありました。
ただ関係では彼を混乱させることがたびたびあり、そのたびに立場を彼にわからせるのが大きなストレスになりました。
ただ彼を受け入れる時間は一旦始まれば、長いときには数十分完全に彼を受け入れ続けました。
だから彼が上位にあるのは自分だと認識したのは自然だったと思います。
私自身身動きができずにただ受け入れる時間が好きというか、好きというよりなんていうか、体がそういう風に受け入れるようになっているのを日常で実感するたびにそれ自体が快感でした。
だけどやっぱりそれでは日常生活は維持できません。
人間なのに人間の中にまぎれている、とでもいうような感覚。
自分はここでこうしているより彼とどこかで邪魔されずに二人だけで暮らしたいという思い。
そんなことを考えていました。
そんなことを考えて無人となった親戚の家で二日ほど暮らしました。
ロマンなんかとは程遠いのは覚悟してましたが、予想以上にロマンのかけらもありませんでした。
ただそれでも誰にも邪魔されない暮らしがほんの短い時間でもすごせたことは本当にうれしいことでした。
スレ主様のお言葉に甘えて、妄想としてこの話を締めくくらせていただきます。
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