私は…
先に個室に入り、ノートパソコンでレジメ作成を始めた。
ちょうど私がノッてきた時に、正代が個室に入ってきた。
「ごめんね。」
「あ、いいですよ。キリがいいところまで打っちゃうので、先に適当に頼んでいて下さい。唐揚げは、お願いします。」
「…分かった。烏龍茶でいい?」
「あ、オレンジジュースで。」
と、お願いした。
注文を取りにきた時…
「あ、すみません。唐揚げ、どれぐらいで来ます。」
『今だと、15分ぐらいかかるかと思います。』
「分かりました。大丈夫です。」
と、部屋を出ると…
「正代さん、15分で片付けます。」
と…
「お待たせしました。」
唐揚げ2人前が出てきた。
取り敢えず手を止めた。
!!!
普段、スーツ姿しか見たことのない私には衝撃的でした。
スエットワンピース姿。
'へぇ!こんな格好するんだ♪'
と…なんか、レクチャーする雰囲気は皆無でした。
これでも、気付かない私…
オレンジジュースと唐揚げを食べると
「じゃ、本題に入りますか?」
と、声をかけると
「いいよ♪」
て、正代が隣に座りました。
よく見ると、ボッチが…ん?ノーブラ?と、思いながらも、パソコン画面に暫定的に作ったレジメを基に説明した。
「ありがとう。助かるわ。これで、何とか企画を通すどころか、実行まで行けると思うわ。本当に助かったわ。」
と、太ももに手を置かれた時、ようやく気付きました。
ノーブラに…で、思い出ました。'お礼'に
「あぁ、すみませんでした。気付かないで…」
と、頭を引き寄せディープキス
「今頃?」
「そう、今頃♪」
「南摩が、脅してくるか、誘ってくるか、待っていたのに、気付かないから、てっきり過ちで終わるのかな?て、思ったし、さっさと帰るから、彼女かパートナーがいるのかな?て、考えちゃったよ。で、今日、思いきって誘ってダメだったら諦め様と思っていたよ。」
「あぁ、ごめんなさい。この前も言った通り、だいたいこの性癖バレると引かれちゃうんで…てっきり」
「それは、私もそうだよ。」
個室と言う気軽さから、ぶっちゃけ話で盛り上がりました。
私が、スカマニアと言うより性的サディストで、それが故に社内では大人しく真面目ぶっている事など、今まで隠していた事を話した。
正代も、付き合っていた年上の彼氏がアナルマニアで、アナルを開発され、前の穴より後の穴の方が感じるが、たいていの男は興味がなく、次第に自分でもアナルばかり慰める様になり、その過程で浣腸が好きになり、あまりの臭さに嘔吐したりしている内に感じる様になってしまった。らしい。
そして年末の頃、同僚と恋愛話になった時(女性が多い)、ある女性社員が'彼が変態で困るの'と言った時、私が注意した。その時の反応が正代には'気になった'らしく、新年会で'誘った'が、反応がなく半ばやけ酒をしてしまい、潰れてしまったが、予想以上の反応をしてくれた。らしい。
なのに、それ以降、まったく反応がなく、素っ気ない。
そりゃぁ、直属の上司だもん。下手な事、出来ないし…ねぇ。
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