「普通なら,慌てて閉めるじゃない。」
「そうですね。」
「あの人は驚きながらも,見たい。って言ったのよ。」
「そうですか。それで奥さまは?」
「ずっと‥その‥友達みたいな関係になっていたでしょ。それが急に夫婦に戻る気がして。あの人は本当に真剣な顔をして望んでいたのよ。」
「叶えて,見せてあげたのですね。」
ゆっくりと頷きました。
ただ,その時の自分には,そんな事があったんだ‥と位にしか思いませんでした。
「それからね‥圭一がこの家に来る様になるまで,あの人が望むならと‥習慣みたいになっていたの。」
「そうですか。」
「それが二人のセックスの代わりだったのかも知れないわ。」
「奥さまは?」
「私‥?」
「どうでしたか?」
「初めは恥ずかしくてたまらなかったわ。でも‥」
望んでいるのだと‥
見て欲しいのだと‥
その時,やっと気付いたのです。
「僕も見てみたいな。無理ですか?」
「そんな‥」
話しているうちに,羞恥のためかワインの酔いのためか焦点が合わないほどに目が濡れていました。
「見せてくれませんか。僕も見てみたいです。」
「でも‥そんな‥」
「出ませんか?」
「だって‥凄い臭いわよ。」
「大丈夫ですよ。見せてください。」
「だって‥」
「奥さま。」
キスをしながら下着を脱がせた。
「恥ずかしいわ。」
「お願いします。見たいんです。」
見たい気持ちよりも正直な気持ちは怖いものも確かにありました。
でも
「え~どうしよう‥」
と,夫人の満更でもなさそうな声を聞くと見てみたい気もしたのです。
「ここで?」
「いつもどうしていたのですか?」
「トイレとかで初めの頃はしてるのを見てたけど‥」
「この部屋でも?」
頷いて
「あ~‥凄い恥ずかしいわ。」
「では,ここでしてみてください。とうすれば良いですか?」
「本当に?え~どうしましょう‥」
「新聞紙とかの上が良いですか?」
「おしっこも出ちゃうから。」
「じゃあどうすれば‥」
「やっぱり止めましょう。圭一に嫌われちゃいそうな気がするわ。」
「そんな事はないですよ。」
「それこそ‥自然に‥しましょう。普通のセックスで飽きちゃった時に。」
「そうですか。」
「えぇ。そうして。」
奥さんが望んでいる気がしていたのですが‥
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