続きです。
海面に顔を出し、ゆっくりと深呼吸をします。
胸一杯に薄い空気を溜めて潜ります。
無我夢中で玩具の出し入れを繰り返します。
潤滑剤になるはずのエッチな汁や腸液は直ぐに溶けていくので、アソコもお尻の穴もヒリヒリします。
擦り切れてしまいそうです。
でも、そんな事を気にしている時間はありません。
胸がもがきだしています。
両穴の痛みを快感に代え、欲求を満たすために玩具で掻き回します。
あ、来る…
頭の中にうっすらとかかっていた靄が全体に広がり、身体が痙攣し始めます。
背は仰け反り、四肢が先まで伸びていきます。
なにか、母親の胎内にいるような心地よさです。
メイは胎児です。
子宮の中で羊水に浮かぶ人魚の仔。
フゥッと溜め息を吐きました。
吐いたら吸うのは当たり前です。
でも吸って入ってきたのは空気ではなく、ウンチの溶解液です。
一気にパニックになりました。
慌ててファスナーを開けます。
え…?
ファスナーがありません。
激しく動いたせいかバスタブの中で布団袋がずれていたようです。
目を見開き探します。
しかし、ウンチで濁った水は視界はありません。
痛みが両目に走ります。
錯乱状態で袋の内側に手を這わせます。
あぁ
たぶん死んじゃうのかな…
その時、誰かに髪の毛を強く引っ張られました。
痛っ!
引っ張られた髪の毛の先に手を伸ばします。
ファスナーです。
開け閉めする間に引っかかったのかファスナーに絡まってます。
ファスナーを開けます。
髪の毛が何本が抜けたようです。
ウンチの溶解液と一緒に袋から流れ出します。
激しく咳き込みます。
吐瀉物が喉を押し上げ口から溢れます。
濁ったウンチの溶解液で充ちたバスタブに布団袋とメイが浮いていました。
シャワーを浴びバスルームから出ます。
隣にあるトイレまでビニールシートを敷きます。
バケツでバスタブの溶解液を汲み出し、トイレへ。
自己嫌悪の念に雁字搦めになりながら。
涙はいつまでも止まる気配がありません。
終
※元投稿はこちら >>