ダーリン帰ってこない(泣
♂さん、相変わらずの意地悪(-_-#)
ダーリンは変態ぢゃないもん!
続きです。
それからは生理の日を除いて毎晩の様にエッチしました。
休日は朝からなんて日もありました。
大豆が亡くなるまで。
週明けの月曜日の朝。
いつもはダーリンのお弁当を作ってる時から足元に纏わりつく大豆がベッドで寝てるダーリンの横にいます。
ダーリンを起こしに行った時に大豆に触りました。
冷たい…
抱きかかえました。
すでに硬直が始まってました。
自分の血の気が引いて行くのを感じました。
ちょっと間の記憶が残ってないんです。
次に覚えてるのは大豆を抱いているダーリンに手を引かれ玄関を出るところ。
「泣くな!」
泣きじゃくる私を怒鳴りつけ車に乗りました。
片手ハンドルで携帯を持ち誰かに電話するダーリン。
会社を休む旨を話してます。
次にお世話になってる動物病院。
急患には24時間対応してくれる評判のいい先生。
でも大豆は注射するから一番嫌いな人。
「残念だけど… 色々調べたら原因判るけど、どうする?」
「いや、先生 いいよ いっつもごめんね な、メイいいよな」
それからはまるで亡霊(ダーリン談)のように日々を過ごしました。
ダーリンも気遣って炊事や家事を進んで手伝ってくれます。
ダーリンの会社では毎年、春に健康診断があります。
その診断書がテーブルにありました。
開いて見てみました。
昨年との比較が載ってます。
体重でマイナス8㎏
血圧、高め 要治療
私って最低な妻。
ダーリンにメールしました。
「デートしたい」
会社の最寄り駅でダーリンを待ちます。
スーツのダーリン。
涙が出てきます。
ワイシャツがヨレヨレ。
私、アイロンもかけてない。
「おいおい、なしたんよ~ デートの誘いくるし、顔見たら泣き出すし」
何度も何度も謝った。
ごめんなさい
「いいから、ほら、行くよ」
連れてってもらったのはラーメン屋さん。
流行りのつけ麺を食べて、屋台のおでん屋さん。
イメージと違ってオバサンが屋台を引いてます。
「あんたが嫁さんかい」
ダーリンは常連みたいです。
大根が美味しい。
卵なんか神の領域です。
「なーんもさ、普通に昆布とカツオの出汁だ」
目尻に深い皺を寄せて屈託のない笑顔に心が解れる。
ごめんなさい、また続きます。
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