美人とはかけ離れていましたが、僕にとってはこれ以上ツボにはまった顔はありませんでした。横に張った大きな鼻、毛穴が真っ黒です。イヤらしい程大きな口、ぼってりと分厚い唇、その横に出来た大きなイボ、目の下から鼻、さらにおでこにかけてのソバカス、エラの張ったアゴなど何一つ美人の要素などありませんが、それが一緒になった時の性欲のギラギラした下品さの極地みたいな顔でした。
そして、いきなりでした。
目の前が真っ暗、ジャリジャリした感覚と、ヌルヌルした感覚。そして何よりも、物凄い臭気。僕の顔は彼女の腋の下で挟み込まれました。彼女は獣の様な唸り声をあげながら、グニョグニョと腋の下を擦り付けて言いました。
つづく
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