次のシフトから遅番を沢山入れて(笑)チャンスを待ちましたが、更衣室に巾着袋が出現することはありませんでした。
洗濯機を買い替えたか、修理が終わって、もう自宅で洗濯しているのか、10日ほど経ち、あきらめかけていた頃、葵が大きめのバッグを抱えてバイトにきました。
「もしや!?」と心踊らす僕ですが、中身にカピカピパンツがあるのか分かりません。
しかし、僕の一途な思いが天に通じたのでしょう。葵がバイトを終えて専門学校に向かう時間にゲリラ豪雨が店を直撃します。
学校に遅れてはまずいと豪雨のなか葵は店を出ましたが、大きなバッグは持たずに駅に向かいます。
心のなかでガッツポーズをして僕は閉店を待ちました。こんなに閉店時間が待ち遠しかったことはありません(笑)
テキパキと締め作業を終わらせ、遅番バイトも急かして帰らせます。
バイトを帰らせて10分経ったころに僕は従業員出入口の鍵を締めました。もう誰もいません。
心臓がバクバクするのを抑えながら女子更衣室に向かい、ドアを開けました。
ロッカーの下に葵がバイトに来たとき持ってきたボストンバックがありました。間違いなく葵のものです。
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