続きです
彼女との出会いは数か月前。自分の商売の常連客が連れてきたのが始まりだった。
始めて会った時は女性の常連客の連れということで軽く挨拶を交わした程度。
それから何度か一緒に訪れ、彼女の気さくな性格もあり世間話しをする程度にはなった。
そんな世間話しの中で、庭の草が伸びて抜きたいけど広くて大変と言っていたが業者に頼む程では無いしゆっくりやるしかないねと言っていたので草刈り機を勧めた。
ただ、何を買ったら良いか分からないと言っていたので、常連客が私に良いの探してあげて。と、一言言ってきたので常連客のお連れ。無下に断る理由も無いので承諾し、いくつかピックアップして知らせますとLINEを交換したのだ。
本格的なものは必要ないだろうと思いながら、バッテリー式の草刈り機をマ◯タなどを含め数種類後日にLINEで教えておいた。
最終的には安いバッテリー式で良いのでは?と言ってそれを購入したようだった。
彼女の見た目と言えば至って普通。
年相応の見た目ではあるし、服装も派手な訳では無い。どちらかと言えばゆったりした服装でロングスカート姿しか見たことない。
体型を隠すためなのかいつもそんな服装だった。
開いた扉の先にはTシャツに短パン姿の彼女が立っていた。
初めて見る服装。寝る時はいつもこの装いなのか。はたまた、下着姿であったため急いで有る服を着たのかその真意は分からない。ただ、先程目に焼き付いた下着姿が布1枚の先にあるのは確かだった。
薄暗い中に立つ彼女の顔もほんのりと見える。
もちろんすっぴんで普段とは違う。ただ、歳の割にはシワやシミは見える様子はなく綺麗に見える。ただ、頬はお風呂上がりのせいなのか赤く染まって見えた。
髪も艶があり普段見る感じとは違った印象を私に与えた。
訪れる客は様々であるし、熟女と呼ばれる年代も十分なほど見てきたし関係を持ったことも数人では有るが過去にある。
見慣れているはずなのだが、こんな状況は初めての経験。否応なしに下半身がまた熱くなり出したのを感じたがそれではいけないと自分を落ち着ける。
「遅くにすみません」彼女はそう言って申し訳なさそうな表情を浮かべた。
こちらこそすみません。遅い時間になってしまい。
そう私は伝えて挨拶を交わした。
「関係ないことまで頼んでしまって申し訳ないです」
普段の仕事とは全く関係ない事案。
彼女はそのことに対しても謝ってきた。確かにそうだ。仕事とは関係ない。常連客のお願いもあり渋々応じたところもある。ましてや、自宅まで訪れて。まあ、お願いされて放ったらかすのは申し訳ないと思い自宅まで訪れたのだが。
もとはと言えば安物の草刈り機を勧めてしまったのが原因。買ってもらったのは良いが、部品を取り付けて組み立てねばならない。
ホームセンターで買ったのであれば、そこでお願いすれば組み立てまで仕上げてくれるだろうが彼女は教えたままネットで注文をしたようで、組み立てられず動かないと言って私に助けを求めてきた次第であった。
すみません、明かりが無くて明るいところで作業させてくださいとお願いすると彼女は車庫へと足を運び中に入り電気を付けてくれた。
「ここなら明るので良いですか?」
そう言って彼女の言われたとおりに草刈り機一式を持って車庫の中へと入った。
車庫には彼女の軽自動車が停まっているが作業するには十分なスペースも余っておりそこで作業させてもらうことにした。
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