ふたりでエレベーターに乗り、別れ際に改めて声掛けします。
「部屋番は○○○です。待ってますね。」
「はい、はい、お疲れでしょうから早く寝てくださいね。」
彼女は困ったような表情でしたが、最後は笑って見送ってくれました。
ひとりになった私は、部屋に戻ってから少し後悔します。
『あ〜、やっちまったなぁ。来てはくれねぇだろうなぁ。まぁ酔ってましたで済ませばいいか。』
と半分は諦めモードでした。
40分程度経ってからでしょうか、そろそろシャワーでも浴びようかと思っていた矢先、部屋を小さくノックする音がしました。
『来た!!』
心臓の鼓動が高鳴ったのが分かります。
同時にすぐに下半身が反応してしまいました。
私はどうにか勃起を目立たなくしようと、位置を調整して、平静を装いながらドアを開けます。
そこにはシャワーを浴びたのであろう、保奈美さんが立っていました。
部屋の外を警戒し、すぐに彼女を招き入れます。
彼女が私の横をすり抜けた時に、とても良い匂いが鼻腔をくすぐります。
「ちょっとだけね。少し飲んだら戻りますよ。」
「ありがとうございます!」
思わず大きな声が出てしまいました。
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