「なんかすごいことになってるw喉乾いたしお風呂入って飲み直しましょ」
そう言って立ち上がったえりかをあらためて見てみる。
年相応に垂れ出した胸にそれに負けじと突き出したお腹。
大きなお尻を支えるように太く延びた脚。
下半身が太いからか、全体的なフォルムに女を感じる。
共だって風呂に入り、じゃれあって。
裸のまま肩を寄せ会って冷えたビールを飲み干し、ワインを口移しで飲ませ合う。
どちらが求めるでもなく繋がり、ソファで、ベッドで。
前から、後ろから、下から。
確認作業のような会話を交えながら、ゆっくりと強烈に互いを染み込ませていく。
それぞれ何度かの絶頂を迎え、溶け合ったまま眠る。
薄暗い部屋で目を覚ますと、数時間前の残り香が薫る。
隣を見ると、裸のまま規則正しい寝息をたてたえりかがこちらを向いて寝ている。
身体全体が重力に負けたるんだ姿、ぼさぼさの髪にメイクの剥がれた顔。
どこにでもいる普通のおばさん。よいが覚めれば興奮材料などないかに思える。
ただ嫌悪感はない。
むしろ愛おしささえ感じる。
なんとなしにえりかの頭の下に腕を差し入れ、柔らかな乳房を手に含む。
しばらくそうしているとえりかの瞳がゆっくりと開き、ふっと笑う。
「いやらしい息子ね」
「おばさんが魅力的なのがいけないんですよ」
「またその気にさせる気?おばさんがその気になったら重いわよ」
「あぁぁ、確かに重そうですね」
「いま身体見ていったでしょ~?このっ」
そう言って俺の腹に跨がるえりか。
「重いでしょ?」
「そうっすね」
「生意気なことを言うのはこの口か~」
俺の両頬をひっぱりながら覆い被さってくる。と、不意に真面目な顔をつくってこちらを見つめる。
「たまにでいいから、会ってくれる?」
「たまにでいいんですか?年1とか?」
「月1…2ヶ月に1回とかでいいの」
「じゃあ月2ぐらいで」
「ありがと、孝行息子をもって幸せだわ~」
「精一杯介護させていただきますw」
「まだ介護してもらう歳じゃありません」
そうして俺の頬や首筋にキスの嵐を降らせる。
そして耳元でこう言うのだ。
「して…」
俺は上体を起こしえりかの胸に顔を埋めながら思う。
(この誘惑にはもう逆らえないな)
そうして俺とえりかのセフレ関係が始まった。
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