深夜奥さんから届いた突然のメール
○林とは予想通りだと思いましたが、後から来た二人目… そしてトイレのドアを叩いて急かす三人目。
おそらく後の二人は、工場でこき使われていた後輩達、奥さんに無視られ続け募った欲求から押し掛けて来たのか?。
それとも○林の奴が呼び寄せたのか… 同じ境遇だった三人が何処かのタイミングで連んでいたとしても不思議ではありませんでした。
でも奥さんは何故、わざわざトイレに抜け出してまで自分にその事を伝えて来たのか… それが不思議でならなくて、何か別の意味があるのか?
考え出すと切りが無い… 結局奥さんに意識を奪われている… それが目的なのか?
そもそも三人となんて本当に大丈夫なのか?
奥さんへの様々な思いに、支配された思考は結局は本人の元へ自分を向かわす思いへと駆り立て、夕方に家を飛び出したのです。
家が見えて来ると
直ぐに表と裏に車が有るかと見届けて、奴らが帰っている事を確認して車を進めました。
自分の事を奴らに知られたく無い、その思いだけは強烈だったのです。
裏口に着き、扉をノックして何回呼んでも返事は何も返って来ません… 鍵を預かってる、こんな時の為だと裏口を開けて中に入りました。
中は物音一つ無く… 静まり返っていましたが入った直ぐの裏口にまで、奥さんの体臭が漂っていました。
リビングや風呂場トイレにもその姿が無く、奥の座敷に向かい中を見た瞬間、背筋が凍る思いがしました。
薄い敷布団の上に…
奥さんが倒れる様に、うつ伏せに横たわり上にバスタオルが一枚掛けられていたのです。
慌てて駆け寄って「 大丈夫ですか!」声を掛けると、奥さんはその声に目覚める様に薄らと目を開き自分を見て笑みを浮かべ
「 やっと来てくれたんだね… 」そう言ってじっと見詰めて来ました。
心配気に見ている自分に奥さんは
「 大丈夫だからね… 」そう呟くと、続けて
今はちょっと動け無いんだょ… 悪いが冷蔵庫から冷えた缶ビール持って来てくれないか…と。
言った言葉に驚きましたが、同時に少し安心した気になりました。
急いで取りに行った缶を空けて手渡すと
それを取ろうと、身を起こした奥さんからバスタオルがすり落ちて、下から露わになった体を見た瞬間… 自分は言葉を失い、その目を疑いました。
酷い、酷過ぎる…
首筋から胸元、下腹にまでかけて無数の紫に染まったキスマークが点在し… それは太腿や腰、背中にまで数えられないほど隅々にまで広がり。
薄ピンクに染まっていたはずの、小さな乳首は両方とも真っ赤に腫れ上がり、片側の乳房には乳輪に合わせた様な歯形まで着いていたのです…
唖然と見詰める自分に
「 酷いだろう…? 」
「 流石の私でも、これは無いだろうと思ったょ 」
奥さんの、缶を持つ手が震えていました。
『 誰がっ、あの三人が遣ったんですか! 』
自分でも理解出来ない怒りが込み上げ、無意識に叫び出た言葉でした。
それを聞いた奥さんは
「 おやっ、怒ってるんだね… 」何より嬉しい一言だょ…と、笑みを見せビールを口にすると昨夜の事を全て話してくれました。
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