店長さんから、いつもの商品が置いてある倉庫へ
連れて行かれ、言われました。
「今日の まりこは いつもにまして 色っぽいなあ」
ギクっとしました、昨日田中君と逢っていたことが
わかったのかしら。
「昨日 店長さんからの お電話待ってましたのに」
「昨日は 忙しくて 掛けれなかった すまんすまん」
「今度は 何日 逢ってくれるんですか?
今日は?」
「今日か 今日はダメだ」
「では いつ?」
「・・・・・・」
この間、お尻を触られっぱなし。
「まあ 連絡するから」で、キスされて終わり。
レジに戻って、代わりにしていた人と交代。
「この頃 まりこさん 店長さんによく 呼ばれますね」
「そうかしら 特別なお話しは ないのよ」
「それじゃあ 店長さん まりこさんの事 好きだから
呼ばれるのかな」
「馬鹿なこと 言わないで」と答えましたが、お店の人達
知っているのかしら、私達の事。
「そういえば よく来るお爺ちゃん
まりこさんは 今日はいないのかい
と言っていましたよ」
「あの お爺ちゃん?」
「まりこさんは 持てていいなあ」
話しのお爺ちゃん、毎日のように来て、パン1個とか
お弁当1つとか、買って行きます。
何となく、私を目当てにとは感じていましたが、あの
脂ぎった助平そうな人、考えただけでもいやだぁーー。
店長さんからは「今日は 逢えない」と言われるし、
ついてないなあ。
シフトが終わり、家に帰る途中に、噂をすれば何とやらで
そのお爺ちゃんと出くあってしまいました。
「奥さん お帰りですか」
「はい いつもありがとうございます」と頭を下げます。
「奥さんの顔を 見るのが 楽しみで・・・・
明日も 会えますか?」
「はい どうぞ いらして下さい」と言って別れました。
今日はNGな日だ。
昨日が、良過ぎた。
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