店が終わり、二人とも無言で、それでも言い合わせた
ように、この前のラブホの近くの公園のベンチに
座っていました。
「まりこさん 僕・・・・僕 この前の事忘れられなくて
もう一度・・・・」
「田中君 あれは 一度だけのもの。
わかった」
「でも あの感触が 忘れられ・・・・・」
「でも あの夜 終わったの」
「でも 僕・・・・」と言いながら、田中君は私の手を
強い力で握ります。
公園の中を、通り過ぎる人。
孫と婆さんの、口喧嘩ぐらいと思っているでしょう。
誰も気にせず、通り過ぎて行きます。
「でも 僕・・・・ 忘れられないんです。
あの 感触が・・・・」
「田中君 わかって あれはあの時だけのものよ」
「でも もう一度あの感触を 味わいたいんです」
「・・・・・」
私の心は、揺れます。
私も「田中君と同じよ」と口に出そうです。
「ね わかって」
「でも もう一度 あの感触を・・・・」と言って
田中君は、私の手を握ったまま立ち上がります。
「だめ」と言ったものの、田中君に引っ張られるように
して、私も立ち上がって・・・・・。
他の人の目もある事だし、ここはひとまず田中君に
ついて行くように、しました。
この前のホテルに入り、エレベーターの中で強く
抱かれ、キスをされました。
私は、目を開けたまま、田中君の顔を睨みつきました。
エレベーターの扉が開いても、田中君は唇を離しません。
扉が閉まる寸前で、私の手を引いてエレベーターから
降りました。
部屋へ入ると、またキス。
しかし今回は、私の方が違いました。
目を瞑り、田中君のキスを受けました。
しかも田中君の腰に手を回し、私の方へ引き寄せました。
二人の身体が、最大に密着します。
田中君は、いや私もかもしれません、身体を密着
させたまま、ベットの方へ移動し、ベットへ
倒れ込みました。
田中君の手が、胸に掛かります。
服の上から、田中君の手が胸を揉みます。
ツーンと私の身体に、何かが走りました。
「田中君 だめよ」と言ったものの、実は私に「許して
あげなさい」と言っているように、聞こえました。
田中君の手は、胸から下がって、スカートの中に手が
入って来て・・・・・。
あっそうだ、今日は普段のヨレヨレの下着だ、と頭の中に
関係ない想いが、よぎりました。
田中君の手が、その下着の上から、あそこを触り
始めます。
「いけないわよ 田中君」と言ったものの、その言葉には
力が入っていません。
それよりも、田中君の手で触られる、気分。
気持ちいい。
田中君の手は、お構いもなく、女のあちこちを触ります。
「あっ あっ」なんかの拍子に、何かを感じ、声が
自然と出てしまいます。
今日は暑い事もあり、白のノースリーブで来たことも
関係あるのでしょうか、田中君にしては、器用にボタンを
外していきます。
ボタンが全部外され、その下の白いブラを下から捲られ
捲られ、薄い胸を吸われます。
「ああーー だめよ 田中君」
直も田中君の手は、止まることもせず・・・・・。
もうちょっと、書くにはちょっと・・・・・・。
私は、田中君の手により裸にされ、田中君も裸になり
田中君の若い男を、身体に受け入れてしまいました。
前回と違い、今回は田中君のリードで進行し、また
田中君の熱い精を、身体の中に受け入れました。
それも、休む暇もなく、３回も・・・・。
もう、私はクタクタ・・・・・。
でも、私の方が田中君に、女にして貰ったような
気がしました。
家には「今日は 遅くなるから」と電話しておいたので
帰っても、娘には文句は言われなかったけど
「お母さん この頃 変よ。
今日みたいに 急に遅くなったり。
お店で なんかあったの？」と言われてしまった。
「いや 何もないよ」と答えて、自分の部屋へ。
大事なことがあったのよ、今晩は。
私は、蒲団に横になり、今さっきの田中君との事を
思い、太腿をギュっと締めました。
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