僕の手は、安藤さんのお腹に触れていました。触れるというよりも、『揉んでいる。』という表現が正しいと思います。
彼女もくすぐったいより、男に触れられているということに気持ちが行っています。他人に隠れて、こんなことになっているのに少し興奮をしているのです。
お腹に触れていた手が、一気に上に上がります。予期していなかったのか、突然のこの行動におばさんの身体が、一瞬ベンチで揺れました。
『やめなや…。』と言った安藤さん。しかし、彼女の胸へと取り付いた手は、決して引き下がろうとはしません。
ブラジャーで押さえつけられているであろう左の乳房を求めて、その辺りを何度も握り締めるのです。手の感覚から、ブラの存在は分かりました。ブラの位置も把握出来ます。
しかし、肝心の乳房をなかなか感じ取れないのです。心の中では、『あら?あれ?』と思い始めていました。
そして、ある仮説が立ちます。『安藤さんって、胸がめっちゃ小さいんじゃ?』。筋肉質な身体が分っただけに、それがそのまま貧乳へと繋がって行くのです。
僕の手は、ブラジャーの中心を揉んでいました。膨らみがある気がしますが、それはとても薄く、残念な感覚です。
それでも一旦揉み始めただけに、急にはやめることも出来ません。彼女に失礼になると思ったからです。
安藤さんを見ると、相変わらずのぼんやり顔をしていて、それを見ると余計にやめづらいのです。
『おっぱい、ちっちゃいからなぁ~。』と一人言のように言った安藤さん。僕の苦戦を見抜いたのかも知れません。
それでも、『僕は満足ですよ。』をアピールするため、彼女の左の乳房を揉み続けます。しかし、それが伝わってしまいました。
安藤さんはすくっと立ち上がると、そのままトイレへと消えて行ったのでした。
メインレースが始まりました。大勝ちをしている安藤さんは守りに入ってしまい、そんな方は当たるはずがありません。
僕はと言えば、負けを取り戻そうと大勝負をしましたが、そんなのもだいたいは当たりません。結局、完敗に終わってしまいました。
駐車場へ向かう帰り道。『負けた、負けた。』と言いながら、車に向かいます。外灯はありますが、やはり薄暗いです。
たまに射し込む外灯の灯りが、安藤さんを照らします。その時、一歩後ろを歩いていた僕の目に、彼女の白いズボンが映りました。
今日一日見てたはずなのに、外灯の灯りに照らされたそれは青白く見え、綺麗に感じたのです。僕の中にまた、『触りたい。』とH心が芽生えます。
防寒ジャンバーをめくり上げ、ズボンのお尻の部分に手を延ばしました。その行動に、安藤さんは思わず『あんた、なんか誘いよる?』と言ってしまいます。
車に乗りました。『今の行動は恥ずかしいものだった。』と心の中で少し反省もしてしまいました。
しかし、乗り込んだ途端に安藤さんが、『兄ちゃん、収まらんのか?』と聞いて来ました。僕の『発情』が見てとれたのでしょう。
言われたことに恥ずかしくなり、『そんなことないわぁ~。』と答えるのでした。
車はすぐに高速に乗ります。いろいろとあったことで、少し車内は静かです。そんな中、『兄ちゃん、おばさん好きか?』と聞かれました。
もちろん、返事に困ります。普段なら『好きやで。』と答えられますが、この状況ではその言葉は吐けません。
すると、助手席に座る安藤さんは、手に持っていたハンドバックを足元に下ろします。そして、『兄ちゃん、どこかで車止めるか?』と言って来ます。
『なんのこと?』とは思いましたが、高速道路なので、そんな場所などありません。『どこか行くん?』と聞き返します。
すると、『チンチン出し。尺八で抜いてやるわ。チンチン、溜まってるやろ?』と言って来たのです。
フェラチオのことを『尺八』と言うのは知ってはいました。しかし、その言葉をちゃんと使う女性に、僕は初めて会いました。
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