おばちゃんとの情事が終わってからこと
多香子「あー、やっと終わった。でも、ひー坊が手伝ってくれたんで早かったわね」
俺 「それじゃ、帰るんで」
店の奥へ声を掛ける。
慶次「ああ、ひー坊、すまなかったね。助かったよ」
俺 (こっちこそ、おっちゃんごめんな)
店の方へ出てきたおっちゃんに、心の中で謝る。
まだ。
まだ、この肌にーーー腰の辺りに、残っている。
ネットリと絡みつくおまんこと、ムチムチと吸い付くような尻肉の感触。
多香子「あら、もうこんな時間!?ひー坊、お昼食べていきなさいよ。それにシャワー浴びて、汗も・・・・・」
俺 「いいよ。気をつかわなくても」
多香子「なに、なに、なに、いっぱしのこと言っちゃって~、どうした?んっ?んっ?」
さっき盛りのついた雌犬のように鳴いていた女とは思えない。
そんなことを。
そんなことを、まったく感じさせない顔でーーー母の顔で。
多香子「御素麺でいいわよね。暑いし」
慶次 「わしはいいが、ひー坊はどうかな?」
おっちゃんは俺を気遣ってくれる。
多香子「いいわよね」
俺 「うん、なんでもいい」
多香子「じゃ~、シャワー浴びてきな。その間に作るから」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
てれ、てれ、てれ、てれ、てれ。
昼ごはんを食わせてもらって、おもちゃ屋を出て、商店街を歩き。
俺 「ふあーーーー」
眠い。
てれ、てれ、てれ、てれ、てれ。
アパートまで歩く。
カン、カン、カン、カン、カン。
アパートのスチール階段を上がり。
カチャッ。
部屋へ。
ひやぁ~~~~~っ。
俺 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なんでドアを開けた瞬間に、ぶるっとくるほどの冷気が溢れ出てくるのか。というと。
けりっっっ。
隼人「んがっ、が、むご、んあっ?」
けりっ、けりけりけりけりけりけりっ、けりっ。
ベッドの膨らみを、足で蹴飛ばし続け。
隼人「んが、はっ、あっ?メガネメガネメガネ。あれ?あ、ひー坊、おはよう」
パーーーーーーン!!!
隼人「い、いいいいたいたいたいたい痛い!!ぜったい、ぜったいモミジできた!!俺のつるんとしたヒップに紅のモミジが!!」
俺 「ひ、ひひひひ人の、俺のベッドに、お前は、ぜぜぜ全裸で、えーーーい!!」
隼人「クーラーをガンガンかけて布団をかぶってぬっくぬく!!これが夏の醍醐味じゃん!!リゾートじゃん!!」
俺 「てめーん家でやれよッッ!!」
隼人「家でやったら怒られる。俺の部屋のエアコンの室外機がうるさいからつけっぱなしだとすぐバレる」
俺 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
隼人よ。
お前が俺のベッドで寝てた間。
俺は。
俺は、親友のお前の母親と情を交わしていたんだぞ。
隼人「どうした、ブルーな顔して」
俺 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夜勤のバイトを終えて部屋に帰ってみりゃ待ってたのがお前の生チンだったという気持ちが、お前わかるか」
しかも、おっちゃんも居てるーーーお前の家のおもちゃ屋の店内で。
そんな思いを隠すように言う。
隼人「待っててやったのに・・・・うおおっ、さむさむ」
キンキンに冷えた室温に身を縮こまらせ、隼人がそそくさと服を着る。
俺 「・・・・・・・・・・・・待ってた?・・・・で、どうやって入った?」
そもそも、隼人が部屋に居る事が謎だ。
隼人「ふふふっ、ここの大家は?」
俺 「えっ?・・・・・・・・あっ!・・・・・」
隼人「そう、キタノ不動産。オカンの実家」
合鍵で入ったらしい。
しかし、セキュリティーもなにもないのには困ったもんだ。
など、言ったところで、どうなるものでもなくーーー
俺 「ふぁーーーあ、もう寝るから帰って」
隼人「ひ、ひどい。お前はセクロスし終わったらさっさと帰らせる最低男か!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
※元投稿はこちら >>