世の中の学生が夏休みと言っている真ん中頃には、ユウヤの母親は毎日来るようになっていた。
それも午前中から午後まで個室に篭りきり。
シフトを調整して、バイトに入りまくる俺。
オモチャを3回に一度の来店の割合で、仕込んでやっていると必ず持ち帰っていたおばさん。
エロい穴開きランジェなども多数持ち帰っていた。
久々に予備校に行くとユウヤと会い、帰りに流れで家まで行った。
すると、ユウヤの家の前にパトカーがいて、野次馬が集まっていた。
何事かと思って野次馬の中のご近所さんから、ユウヤに声がかけられた。
泥棒が入ったのという。
空いていた窓からの進入だったらしく、ご近所さんから母親の携帯に何度も電話してるが繋がらないという。
ユウヤと俺は、家の鍵を開けてポリと一緒に家に入った。
犯人は進入から逃げ出したところまでを隣人に見られていた。
進入した時に通報してくれたようで、サイレンの音で逃げ出したらしい。
つまり中に入っていたのは数分だったそうだ。
母親は留守。
それはそうだろう、いま時間ならエロ動画を見ながらアヘアヘオナっているころだ。
ユウヤとポリと、家の中での見聞に立ち合っていたら、結構荒らされていた。
中でも一番目を引いたのが、母親の寝室だった。
何故かって、俺が与えたオモチャや、その他様々なグッズが散乱していたのだから。
ユウヤは絶句していた。
ゴミ箱が倒され、中からはティッシュの隙間から見える使用済みのコンドームが多数。
ディルドやアナルバイブで使用されたものだと分かった。
陰毛も多数付着していて、犯人が使用したものかもと証拠品とされた。
家の中の安全を確認されてからの見聞ではあったが、明らかに母親の乱れた性を目の当たりにしたユウヤは、言葉を無くしていた。
ポリに根掘り葉掘り聞かれた末に、母親が帰り次第、ポリに連絡することになり、その場は取り敢えず納める形となった。
クリスポイト、クリクリップ、ローター、ディルド二本、アナルディルド、アナルパール、デンマ、エロランジェ、エロレディコミ、その他諸々のエログッズ。
犯人が持ち込んだにしては多すぎると、ポリが呟いたのを聞き逃さなかった俺。
この日を境に、ユウヤの母親はバイト先には来ていないし、ユウヤも予備校に来ていない。
バツが悪くて俺からの連絡もしていなかったが、今日家の前まで行ってみた。
母親は、自分の物だと自白したのだろうか。
家の中には人の気配がない。
その上、しばらく留守になっていたに違いない痕跡が見られた。
一家離散か?
もう一度、家の中に入ってみたい衝動に駆られていると、パトの見廻りがきたので退散した。
隣近所の目もあるだろうし、しばらくは様子を見るしかないと思いながら、あの光景を思い出してはシコる今日この頃だ。
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