『えっ?』と心の中で思ったかも知れません。もちろん、オカズにしていた時の山下さんは、ちゃんと感じて喘いでいました。
けど現実となると『Hなどもう終えた、ただのお婆さん。』だと思っていたので、乳首を摘ままれて反応したことに少し驚いたのです。
僕には、それが不思議で仕方ありませんでした。もしかしたら、『期待してた?』とさえ思えたのです。
乳首をコリコリしながら、山下さんの顔を伺いました。知らない間におばさんは僕の顔を見るのをやめ、頭はうつ向く格好になっていました。
僕は、Tシャツの裾からもう片方の手を入れ、両方の手はおばさんの両方の乳首を掴まえました。
片方の手が首元から入っているため、押さつけられて、おばさんの身体は更に前屈みになってしまい、畳に手をつけてしまいます。
僕もおばさんの正面から寄り添うような格好になり、それでも両方の乳首は摘まんで離しません。『うぅ…。』と小さな声があがりました。
ハスキーな声なので聞き取りにくいですが、間違いありません。僕は手のひらで乳房を揉みながら、2本の指で乳首を転がします。
『うぅ…うぅ…。』ともう少し声が出ました。うつ向いて見えない顔が気になります。きっと、そういう顔をしていると想像してみます。
僕は、胸元に突っ込んでいた片手を抜きました。するとおばさんは、裾から入っている手を片手で握ってきます。
僕はおばさんの肩に顔をあてて、背中をさすっていました。『頑張れ。』というよりも、身体を寄せて愛情を感じていたのだと思います。
片手は相変わらず乳首を摘まんでいました。背中の手は、飛び出た背骨を行ったり来たりしています。曲げて張りのある背中は、どこか障りがいがありました。
おばさんは、徐々に僕の身体にもたれ掛かるようになりました。両手でしっかりと僕の手を握っています。
僕は、おばさんのTシャツを背中から引っ張りました。おばさんの背中が始めて姿を現しました。年齢を重ねた背中でした。
そこで、『なんか、恥ずかしいわぁ~。』とおばさんがようやく口を開きます。直に裸を見られるのは、さすがに恥ずかしいようです。
片手でTシャツを引っ張って、再びおばさんの背中は隠されてしまいました。ここで僕も、乳房の手を離します。
その後、しばらく口が止まりました。『やってしまった。』という雰囲気が、場を支配してしまいました。
それでも、仕事を始めると少し気が紛れました。頭の中は、さっきのことを考えているのは間違いありません。
仕事も終わりに近づき、またあの控え室に戻ります。どちらかが誘えば、もうどうにかなるに違いありません。それでも、言い出せない雰囲気でした。
時間になりました。最後は控え室を出て、そのままゴミをゴミ置場に運びます。従業員階段からです。もちろん、男の僕が片手に持つことになります。
山下さんは、気を使って付いてくるだけです。階段を、おばさんのペースに合わせて降りていきます。1フロアー降りた、次の階段の途中でした。
僕はゴミ袋をそのあたりに置き、山下に迫ってしまったのです。階段で捕まえると、すぐに唇を奪いに行きました。
『階段で危ない。』と思い、おばさんの身動きの取りづらいのが助かりました。すぐに唇を重ねることが出来ました。
モゴモゴと何度か顔が逃げ、押しのけるように手にも少し力が入っていました。受け入れてくれる自信があっただけに、おばさんの抵抗には驚きました。
おばさんの後ろが見えました。見たこともありませんが、旦那や子供の姿です。今はお婆さんでも、ちゃんとした人生があったはずです。
しかし、躊躇したのはその一瞬だけでした。『山下さん、好きや。好きや。』と何度も口にして、唇を奪っていました。
『ここ、危ないから。』とおばさんの冷静な言葉が返ってきました。興奮気味だった僕も、あまりの冷静な言葉に落ち着きます。
おばさんに手を引かれ、踊り場までの数段を降ります。『そのまま、下まで降りる気じゃ?』と疑いの気持ちも出てきました。
ところが、山下さんの足はしっかりと踊り場で止まってくれました。なんか嬉しかった。彼女から手を引いて、ここに来た訳ですから。
『もぉ~、おばちゃんをからかわんのよ~。』と一言ありましたが、『やっていいよ。』の裏返しと取りました。
山下さんの手は、ちゃんと僕の肩から背中に回してくれて、何度も唇を奪うことが出来ました。65歳にもなる方と初めてキスをしました。
無我夢中になって、がむしゃらにしてたと思います。顔のシワと肌のくすみが、少しと気になりましたが。
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