taroさん
私は現在も肢体不自由や死去に近い所で仕事をしておりますが・・・この仕事を続けるコツがあるとすれば、オンオフの切り分けと、意図的な寄り添いはしても同情的な寄り添いはしないことにあると思っています。
仕事柄、また私自身の性格や立ち振舞いのこともあって、比較的多くのかたをお見送りして参りましたが、肉体関係という深い関係を築いた相手に亡くなられるということがキツいことなのは容易に想像つきますし、そこにこれから積極的に踏み込んでいきたいと言う気持ちにはなれません。
シェークスピアのインチキ引用すると、終わりよければ全てよしと言うのがありましたが、人生の終わりが孤独であったりすることは非常に厳しいものだと思います。そこを支えようとするには同じように非常に強い心を持たなければ無理ではないかと思うのですが・・・
私がいわゆるセックスボランティアをしていた時の経験から言うと、お相手の方は思いもしなかった不条理に襲われた方たちですので、自分の受けた不条理の分、自分もわがままに振る舞って良いのだとお考えの方が多かった様に思えます。
究極の一対一の関係で有りながら、身体面を除く力関係は常にお相手の方にあることになりやすいですし、平たく言うとわがままをハイハイと聞いてあげることから始まると言って良いと思います。わがままと思われる所には必ずニーズが含まれますので、デマンドをニーズに導く技術的な傾聴が必要になります。
セックスに関するわがままの入り口が相手のルックスです。比較的高齢な方でも(と言うか方ほど)ある程度若い方、ルックスの良い方を求められます。
他の部分をどう工夫しようとことがセックスですから、外見がダメな時点でアウトでした。
高齢化を通りすぎた高齢社会において、高齢者のセックスももう少しオープンに語られても良いと思うのですが、加齢を醜いことと捉える風潮が強すぎてそれも難しい様です。
出来ることなら直接セックスに関わるより、高齢者のセックスに対する理解を深める運動など展開していただく方が社会的な貢献度は高いと思います。
ビックコミック系の雑誌に黄昏流星群という連載がされておりますが、なかなか興味深いと思います。
セックスボランティアに関して検索をかけたり、話を聞いたりするとまずは性的マイノリティーの方(ゲイの方)の身体的、セックスにおける介護のことからになるのではないかと・・・
また老人施設にボランティアとしてやって来てセックスを求められる方(本人様は奉仕的な気持ちで言われていることも多いと思われます)は、正直厄介なものです。
潜在的なニーズは多いと思うのですが、それを運用なり活用なりするシステムはいまのところ無いに等しいです。
大阪のドヤ街における活動など調べてみてもよろしいかもしれません。
長くなりましたし時間も遅くなりましたのでここで失礼します。
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