体が重い・・・・・というより、体が四方八方へ拡散されているみたいだ。
「お おおぉぉぉ」
尻にヒヤリと冷たさを感じた直後、尻穴に激痛が走った。
「うおおおおーーー」
おもわず、尻を上げる。
が、充分に上がらない。
ようやっと目が開き、様子がわかった。
また、ベットの四隅に手足が縛られ、しかし今回は俯け、しかも何だかわからないが腹の臍あたりに枕が置かれている。
「高ちゃん 目が覚めた」
「はい」
「どう お尻の具合は?」
「はい ちょっと痛いです」
「そう
もう少しすれば 気持ちよくなるわよ」
尻穴に突っ込まれた福田さんの指が、ビニールの手袋をした福田さんの指が、尻の内壁を撫でまわしている。
そしてもう一つの手は、腹の下に置かれた枕のせいで、ベットとの間に空間が空き、その隙間に垂れている俺の肉棒を擦っている。
福田さんは頭いい、こんなこと何処で覚えてくるんだろう。
それこそ、尻穴と肉棒、前後同時の攻め。
なんかようやっと、目が覚め頭が回るようになってきた。
自称、悪の俺が毎度毎度、上司とはいえ30か40の女に舐められていられるか、と今は頭に叩き込んでいるが、今は縛られて自由が利かないのでどうしようもない。
「どう 気持ちよくなってきた」
「はい だんだんと」
「どっち
前と後ろとどっち?」
(どっちでも いいだろ)
「両方共です」
俺は声を出すたびに、ベットのシーツから顔を上げなければならない。
「福田さん
手か足か どっちか 解いてくれませんか」
「まだよ 一回 逝ってから」と、尻と肉棒を擦りまくる。
それじゃぁと、俺も無理に気分をそっちへ回す。
尻のほうが気になって、射精感はまだ出ない。
「福田さん
お尻のほうが 気持ちよくなってきました」
「そう それじゃ もうちょっとかな」
「いえ 今が お尻の方がは最高です」と無理に尻を動かす。
「そう 私の指が そんなにいい?」
「いいです いいです
変な気持ちになってきました」
さらに大きく尻を上下させる。
大きく尻を動かしたためか、福田さんの指が俺の尻穴から外れた。
同時に俺の肉棒を扱いていた手も、動きが止まった。
「ちょっとまって 楽にしてあげるから」
福田さんは立ち上がり、手足の縛りを解いて回った。
「はい いいわよ」と尻を叩かれる。
逝ったふりして、体を反転させ、ベットに胡坐をかいて座る。
目の前に全裸のベットに腰かけた、福田さんがいる。
「気持ちよくなった」
「はい」
「これからも この指で 気持ちよくさせてあげるね」と手のひらを俺の目の前でかざす。
(チャンス)
俺の目の前の福田さんの手首を取り、俺のほうへ引き寄せる。
「高ちゃん 高ちゃん」
俺の胡坐をかいた膝元に、福田さんの肩が来る。
その肩を膝で押さえ、小振りの乳房を握る。
「痛ーい
高ちゃん 痛ーい」
これから、若い肉獣の反撃だ。
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