いつもの土曜日、多恵子を待っている訳ではないが、いつものSCのいつもの場所。
スマホをいじりながら、目は時々キョロキョロ。
スマホを見ながらその先に見える足元、その足元に興味があると目を上げ、後姿・尻の形を見てまた目を落とす。
そうそういい女に出会わない。
しかし、出会ってしまった。
「ジュンちゃん」とどこかで聞き覚えのある声、その声の人は俺に擦り寄るようにして隣に腰を降ろす。
「あっ」横を見ると繁子さん。
「繁子さん 久しぶり 元気してた?」
「元気しては ないでしょ ジュンちゃん」と怒り顔。
続けて「電話はないし 家に来ればいいものを来ないし」と手を握りしめられる。
こんな所でヤバイ、ましてや多恵子が来るかもしれないし、いや傍にいるかもしれないし。
「そうだね ごめんごめん このところ忙しかったから」と、繁子の手を引いて上階へ。
11時で、開店したばかりの中華料理屋へ、入る。
一番のお客のため、お好きなお席へと言われ、隅に座る。
案の定、色々言われる。
そして最後には「今日は とことん付き合ってよ」と繁子は自分で清算して、店を出た。
ホテルの部屋へ入り、ソファーへ座りそうにした繁子をベットへ連れていき、そこへ座る。
しかしまた、さっきの続き、こっちも開き直ってまあ何でも言ってくれ、左から聞いて右へ出すの繰り返し。
「俺ちょっと 湯を入れてくるよ」とベットから立ち上がると「なによ 私の話し聞いてないんだから」と俺の腕をとる。
それを俺は利用して、押し返す。
繁子はベットへひっくり返る。
その繁子のから体に上乗りになり、口をつける。
「・・・・・」
手で胸を擦る。
「・・・・・」
ムゴムゴムゴ 何を言っているのか口を塞いでいるので、わからない。
触っていた乳からもう一つの乳へ手を動かし、今度はみっちりとゆっくりと揉んでいく。
「・・・・・」何かしら言い方に変化が出た。
口を離す。
「ジュンちゃん~~~~~」
俺の名前を、甘い声で呼ぶ。
「なんだ」
「ジュンちゃん 私のジュンちゃん
私のジュンちゃん だよね」
「そうだよ 繁子のジュンちゃんだよ
電話しなくて ごめんよ
しようしようと思ってたんだけど
つい忙しくて ごめんよ繁子」
「いいの いいの いいのよ
さっきは いろんなこと言って 私こそゴメン」と目に涙を溜めそれが零れ、俺の背に回した手で強く抱きしめる。
「繁子ーーー」と言い、もう一度キス。
長いキスになった。
※元投稿はこちら >>