寝落ちした上に途中なのに間違えて投稿してしまった。
続き。
その日はその後、特に何もなく仕事を終えたんですが、それから2日後。
仕事を終えた俺は何となく家にまっすぐ帰る気になれなくて、清掃作業している病院からそれほど遠くない場所にある古本屋に寄った後、帰り道の途中にある某ファミレスで夕飯を食べようとしたんですが、
「あ、〇〇さん。お疲れ様でーす。」
偶然にもファミレスの店内にいるМさんに出くわしたんです。
俺「仕事じゃないんだから、お疲れは…飲んでます?」
彼女はグラスビール片手に唐揚げやらピザやらにがっついてました。
Мさん「うん。ちょっとビールをね。」
(車なんじゃないのか、アンタ。)
いつから飲んでたのか、彼女は少し紅くなった不細工な顔をクシャっと歪めて笑ってました。
Мさんは普段車通勤なので少し心配になり、どうすんですか?車なんでしょ?って聞くと、
「そうなんだよねぇ。どうしようかな?まぁ、ビール2杯くらいなら大丈夫でしょ。」
(いや、ダメだから。)
俺はМさんを放っておけず、簡単に自分の夕飯を済ませた後、彼女の車を変わりに運転して家までМさんを送り届ける事にしたんです。
そこまでする必要はなかったかもしれないけど、酒飲んだ後で万が一事故られでもしたら、明日の仕事また俺一人だけでやる事になるし、とか考えたので。
Мさんは自分の住んでるアパートに着くと、謝ってきました。
Мさん「…ありがとう。ゴメンね、お店に〇〇さんのバイク置きっぱなしなのに。」
俺「まぁ、いいですよ。ちょっと面倒だけど、あの店ここから歩いて20分はかからないし。」
Мさん「本当にゴメンね…時間良かったら、少し寄ってかない?私、一人暮らしだし、コーヒーくらい、いいでしょ?」
そんな事を言い出すМさんに俺は正直早く帰りたかったので、いいですよ、すぐに帰りますからと言おうとしたんですが、ついさっきとは違った感じで顔をクシャっとさせてなんだか落ち込んだ様子だったので、
「じゃあ、いただきます。」
とか言って、彼女の部屋に上がることに。
女の子の部屋としては殺風景な部屋でМさんが淹れたコーヒーを飲みながら、彼女と少し仕事関係の話をした後Мさんが、
「〇〇さん、彼女とかいるの?」
と聞いてきました。
「ええ、まぁ、一応。」
と返すと、はぁっ、と大げさなため息をついて、
「いいなぁ。そのうち結婚とか?」
「さぁ、向こうはどう思ってんでしょうね。」
と、話題は微妙な男女関係の話に。
何となく俺は、面倒くさいなぁ、適当に切り上げて帰るか、とか思い始めました。
同時に寂しいのかな、とも。
そんな時間がたぶん10分くらい続いて、なんか妙な空気になってきたなと感じたので、
「じゃあ、そろそろ帰りますから。また明日…」
と言って帰ろうとしたのですが、
Мさんが俺の腕を、ギュッと爪の色が変わるくらいに強く握ってきて、
「もう帰るの?もう少しいいじゃん。」
とまた落ち込んだ表情で見つめてきて、俺は帰る機会を失いました。
続きはまた後で。
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