2人目
鉄工所を辞め、同じ現場になった事が有る 鉄工所に職場替えしました。
仕事仲間に連れられ 飲み歩いてると、ちょいポチャな女将が居る 食事が出来る飲み屋を見つけました。
アパートが近く 週4は晩飯や飲みに通いました。
還暦過ぎの女将は 男勝りの気性でしたが、客層では俺が若僧という事もあり 比較的早く馴染め 良くしてくれてました。
1ヶ月半くらいして、脚組でタバコを吸い そっぽを向き
「鉄っちゃん 部屋とか ちゃんと掃除してるのかい? 毎回 同じ服着て 洗濯はしなよ!」
「それは 豆にしてるつもりだけど(笑)」
「けどって 何か困ってるのかい?」
その時『しめた!』と思い、一か八か!
「有るって言えば 有るよ~な‥」
「何だよ よ~な って はっきりしないのが1番嫌いなんだよ!」
男客でも 気に入らないと怒鳴りつける女将ですから ごもっとも と思いました。
「毎日 センズリ扱いて出してんだけと 黙って黙って 困ってるだよ!」
「何だよそれ!若いんだから 黙って当たり前だろ‥女つくれば!」
「そう簡単に出来ないよ!女将さん ダメかな?」
「鉄っちゃんね 私と どんだけ年 離れてると思ってるの」
「年関係なく 俺 女将さんがタイプなんだけど!」
「な‥何 年寄りを からかってんのよ 怒るよ‥」
真っ赤に赤面させて 調理場に入って行きま その場は終わりました。
本当は 最初の一言で 怒鳴りつけられると覚悟してした。
暫く 工期を早められ 閉店ギリギリで晩飯を食べに行ってると、
「飲んでかないの?」
「明日 又早いから ご馳走さん‥」
「鉄っちゃん 大丈夫かい? 顔色わるいよ‥」
「大丈夫 出す暇なくて 黙ってるだけ! おやすみ~(笑)」
ついには 冗談も出なく疲れ前半の工場が終わり 2日の休みが貰え、飯を食いに寄りましたが 酒も飲まないのに 疲れと眠さにフラフラで アパートのドアを開けたまでは記憶が有りましたが、気が付くと 部屋いて、誰か台所で何か作ってました。
眠い目をこすり 良く見ると 女将でした!
フラフラしてた俺が 何処か道路に倒れてないかと気がかりに成り 道筋を歩いて来たら、ドアかり片足出して 入り口で眠ってたそうです。
叩いても揺すっても起きず 脱がせて布団に寝かせ 体を拭いて 吊して有る肌シャツとパンツを替えてくれたそうです。
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