ホテルに着くと彼はバスルームのシャワーを出して浴室を温める。
そこのホテルは以前行った事があり、バスルームに銀色のマットが置いてある事を知っていた。
「準備出来たよ」
「…スタイル悪いから」
私は、まだ引きずっている。
「大丈夫だって、もう知ってるし」
「でも…」
彼は私を抱きしめるとキスをしてからブラウスを脱がした。
「下、生理用だから恥ずかしい」
「わかった。脱いだら入っておいで」
「ゴムいるよね?」
「中に出したい」
先に彼がバスルームに入ると私はウロウロしながら考える。
(生理中だからいいか…)
意を決してバスルームに入ると彼が言った。
「いらっしゃいませ」
「何それ?」
「逆ソープごっこ」
「え~」
「いいから横になって」
よくもまぁ次々に思いつくものだ。
銀色のマットに横になるとシャワーを下腹部に当ててくれた。
温める為と生理の血を流す為らしい。
幸い、初日だったのでそんなには出なかったが。
備え付けのローションを手に取ると、肩の辺りをマッサージしてくれた。
「気持ちいい」
「だろ?恥ずかしかったら目つぶってなよ」
彼はふくらはぎ、足の裏、手の平、身体中、丹念に丹念にマッサージをする。
「なんだか悪いよ」
「気にすんなって、今日は俺が我が儘だったし」
少し身体が冷えてきた。
「S、少し寒い」
「じゃあ、そろそろいいか?」
「うん」
「綾香…ケツだめか?」
お尻は、玩具以外バージンだった。
「え~痛いし」
「ローションでヌルヌルにするから大丈夫だよ」
「…痛かったら止めてよ」
「うん」
彼は私のお尻を二本の指が入るまでマッサージすると、ペニスをあてがった。
ググ…と体重をかける。
「痛いっ」
動きを止める。
少し引いてまた入れる。
「痛いよっ」
「頼む、お前の初めてをくれ」
私は愛しさに負けた。
「わかった」
彼は入れては引くを繰り返してた。
私は、黙って痛みに耐えてた。
「もう少しで全部入るよ」
「…うん」
とうとう最後まで入った時「ありがとう」彼が囁いた。
「ちょっ、動かないで。汚なくしてない?…」
私は強烈な違和感を感じながら排泄物の心配をした。
「大丈夫だよ。何も出てない」
彼は、ゆっくりゆっくり動き出す。
「耐え切れなかったらごめんね」
「長くはしないよ」
キスをしながら胸を揉む。
何とか私の気を逸らしたいみたいだが、無理だった。
「…痛い」
「イクから最後だけ我慢して」
彼はピストンのスピードを上げた。
「い…やっ…」
思わず唇を噛み締める。
「ハァ…ハァ…ハァ」
彼の息が荒くなってきて首を少し左右に振る。
彼の限界のサインだ。
「イッ…ク…」
彼は私に覆い被さると抱きしめながら、お尻に放出した。
「やっと俺の物になった…」
彼の呟きを耳元で聞いた。
※元投稿はこちら >>