「えくぼの彼女」のロッカーから透明なポーチごと歯磨きセットを取り出し、
私の体液を吸収し、重くなった「えくぼの彼女」のショーツを持って、
女子トイレに向かう。途中、落ち着いたとはいえ、まだ少し膨張率を
保っている一物から、滴り落ちそうな体液をショーツで拭う。
そして女子トイレの洗面台に「えくぼの彼女」のショーツを放り込んで
蛇口に手をかざし水を出す。
「えくぼの彼女」が次にこのショーツを取り出したときに、匂いやシミが
あれば、女子社員の間で騒ぎになるかも知れない。
その結果、こっそりと防犯カメラでも設置されると一大事だ。
ここは、手間と時間が掛かるが洗濯して戻す方がいい。
排水口には栓をしたので、水が溜まるにつれて、「えくぼの彼女」のショーツが
泳ぎだす。完全に浮き上ったところで水を止め、水の中で「えくぼの彼女」の
ショーツを左右にゆする。
「えくぼの彼女」のショーツから、もやっとした白い付着物が剥がれて
水の中を漂う。
洗面台の栓をあけ、水を抜き、「えくぼの彼女」のショーツを裏返し、広げて
水の抜けた洗面台に置く。
ポーチを開け、「えくぼの彼女」の歯磨きセットを取り出し、歯ブラシに歯磨き粉の
チューブを絞り出す。
その歯ブラシで裏返しにして広げてある「えくぼの彼女」のショーツの私の体液を
含んでいたところを優しくブラッシングする。
ショーツの生地を傷めないように、それでいて、繊維の中や隙間の体液を書き出すように
丁寧に。
これで、きっと「えくぼの彼女」のショーツには、変なにおいもシミも残らないだろう。
残るとすれば、「えくぼの彼女」がいつも使っている歯磨き粉の匂い。
ずっと同じロッカーに入れているのだから、歯磨き粉の匂いが移ったと思うだろう。
歯ブラシもいつもの匂いしかしないはずだ。
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