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昨年末の仕事納めである最終出社日。
毎年恒例となっている納会も自粛となり、各自仕事を終えたら簡単に挨拶を済ませて会社を後にした。
S子が帰る際には手荷物をチェックしながら、「明日から休みとは言え、正月の主婦はゆっくり休んでもいられませんね。」等と白々しく挨拶をした。
もちろんS子が制服を持ち帰るのかのチェックだ。
S子が肩に掛けているバッグはそれほど大きくはない。中にベストとスカートを入れるだけの余裕は無さそうだ。
全員退社した後、少し時間を置いてから更衣室へ。
S子のロッカーを開けると、案の定ハンガーに先程まで着ていたベストとスカートが掛かっていた。ブラウスは持ち帰った様だ。
こんな所で年を越すのは牝の制服としては寂しい限りだろう。嫌というほど牝の制服であることを実感出来る年末年始にしてやる。
ハンガーから外したS子のベストを鷲掴みにしながらセキュリティーを掛けて退社。
帰り途の車内は微かにS子のベストからの甘い芳香が漂う。助手席に置いたベストを指で擦りながらS子宅の前を通ると、駐車場にはS子が通勤で使っている自家用車。何処にも寄らずに直帰した様だ。
時間的には夕飯を済ませて一息吐いている頃だろう。
正月を迎えるにあたり家の掃除やら買い物等でS子自身も忙しいだろうが、S子のベストも正月だからといってゆっくり休んでいる暇は無い。
帰宅したら早速2着のベストの顔合わせをさせてやった。
久しぶりのご対面はどうだ?
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