当時は携帯も普及しておらず、口約束だけでしたが、明日も逢えると根拠の無い自信だけはありました。
帰り足も軽やかに晴れやかな気持ちでした。
こんな気持ちは勿論初めてでした。
朝が待ち遠しかったです。
翌朝少し早く駅に着きいつもの電車を待っていると後ろから「おはよう」と声を掛けられました。紛れも無いケイコさんの澄んだ声でした。
電車が来て、昨日迄とは違う乗り方です。手を繋ぎ向かい合ってお互いの首がくっついて、朝から恋人同士の立ち方です。
するとケイコさんのてが、私の股関に。やばっ!と思いましたがときすでに遅し。耳元で「たってるよ!変態!」と言われました。
この後降りる迄さわりっこしていました。
そんな関係が暫く続き、痴漢とターゲットは結婚しました。
朝の痴漢出勤は2人の日課になりました。
が、そんな姿を毎朝一緒のリーマンに目撃されていたとは露知らず、ある朝、私にいつも朝からおさかんですね。と言われました。
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