そんな事を書いていたら初めて自慰をして精通の快感を味わってしまった時の事を思い出しました。
自分の場合は本当にただ何気なくペニスを皮の上からいじっていただけでした。夜、ベッドの上で亀頭を親指、人差し指と中指の先でつまみ、左右にただ回転させていました。本当に何気なくです。
それは突然やってきたんです。
ペニスの先端から下腹部に向かって不思議な重苦しい感じが始まり、慌てて手をペニスから離したけど、その不思議な感じはどんどん強くなって、何かが下っ腹からペニスに向かって猛烈な力で走り出てくる感じがわかり、パニックに落ちた自分は必死に出ないようにペニスをキツく握ったのを覚えています。
でも、それは全然無駄な努力でした。
凄い勢いで得体の知れない何かがパンツの中にペニスの先端から迸り出るのを感じていました。
それは快感と言うよりは切なく苦しみに似ている感覚でした。
それでも意思に反して勝手に出てきてしまう何かへの恐怖から懸命にペニスを握っていたものです。
パンツの中に大量のヌメリがあるのを確認するとその恐怖は倍増でした。
急いでバンツを脱ぐと下着の引き出しから新しいものと履き替え、夜中になり家族が寝静まるのをまってから階段を泥棒足で降りると洗濯機の中にその精液で濡れたままのパンツを入れたのでした。
次の日、学校から帰ってきて心配で下着の引き出しを開けてみるとちゃんと洗濯されてそのパンツがあったのです。
気付かれずに済んだかと思っていましたが、その日の夕飯に赤飯が出たのです。
姉がなぜ今夜はお赤飯かと母に訊ねた時、その時の母の答えの意味が全く分かりませんてした。母は微笑むと、、姉にこう言ったんです。
「あんたの時もお赤飯だったでしょ?」と、そして微笑んで弟を見る母の顔と俺の顔を不思議そうに見ていた姉の顔が今も忘れられません。
そのお赤飯の意味を知ったのは随分と後になってからです。
母は濡れた息子のパンツを発見した時、正体を知りながらも確かめるためにその臭いを嗅いたのだと思います。
そして息子に精通があったことを知り、姉の生理が始まった時と同じ様にお赤飯を炊いて祝ってくれたんですよね。
今でもそれを知った時の母への感謝の思いに変わりはありません。
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