その事もあって今日は2度目の家庭訪問です。
家庭訪問には届け出が必要なためその事由を書かなければなりません。
まさか児童が兄に性的な虐待を受けている事案の確認とか書くわけにもいかず、悩ましいところですが、そこは適当に授業態度と家庭内の生活環境の確認とかにしておこうと思います。
両親に下着の事やベッドの様子などを相談しましたが反応は思った通りで「思い違い」「気のせい」で片付けられ、逆にそんなことを気にするより「勉強しろ」と詰られたそうです。
相変わらず娘の性被害は「そんなこと」扱いの両親です。私が言うのも問題ですが、勉強ができるということがそんなに大事なことでしょうか。
私に言わせればそれこそが「そんなこと」に思えるのです。もちろん立場上口には出せませんが。
彼女にはとても素晴らしい感性があるのです。歌や絵を書くことやダンスの才能もあります。心優しくて弱いものに寄り添う強さも持っているのです。
人として大切な要素をたくさん持ち合わせて、しかもそれを更に育てつつある素晴らしい心をもった女性なのですから。
不思議なのはなぜあの家庭環境から彼女のような子供がが育ったのか、という事です。
これらを押さえつけて止めてしまうことは彼女にとってこの先の人生において大変なマイナスだと私は思っているのです。
今日はその事を両親に伝え、また再度遠回しにでも彼女の身の安全を保証してもらえるように説得をしてみるつもりです。
あまり期待はできなくとも、彼女の前で陰ののカレシとして彼女を守りたいという意思を見せるためにも……
おそらく娘の相談は私にも伝わっていると両親も分かっているでしょうから、遠回しの話でも私の危惧する彼女の「身の安全」とは何を意味しているのかは理解できる筈です。
それでもダメならいよいよ兄に直接指導をするしかないのかなと思いますが、ただ、親が息子の味方についているため難しいのが実情なのです。
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